Archives

Stay Gold, Ponyboy.

少子高齢化に伴う「消費の激化の可能性」と「労働力の変遷の可能性」についてのハナシ。

まいど、いおりんでござい〜。熱海は今日も曇り…というか霧がすごいです。

〜〜〜〜

最近、ちょいちょい「少子高齢化」という単語を使って日本のビジネスが落ち込んでいくというハナシをしていました。少子高齢化に伴って「労働力の低下」「消費の沈静化」が起きるか、と。

関連: 既に私は世界と繋がったところにいる。だからこそ、触れたい価値観がある、ってハナシ。
関連: 日本と外国人労働者のこれからの関係性についてのハナシ。

「労働力の低下」は多分、日本人にだけ頼っているとなかなか避けられそうにない。定年の上限が緩くなっているから、もしかしたら10年後とかに「定年を取っ払う」とか、そういうことが起きるかもしれないけど、それでも伝統企業らがそれに従うとはあまり思えないんだよね。

参考: 平成25年度高年齢者雇用就業対策の体系|厚生労働省

ところがぎっちょん、「消費の沈静化」については起きないかもしれない。若者よりも高齢者の方が、多くの資産を持っているから、一人ひとりが消費に使う金額は上昇するかもしれない、と考えることもできると気付いたんだよね。

先日書いた富裕層の視点と同じで、「少々高い金額でもポン!と出す人」が増えれば、消費は激化する可能性もあるよね。

関連: コレに一番価値を見出してくれる人は誰?という視点についてのハナシ。

〜〜〜〜

また、消費については外国人による補強もできるよね。日本の観光名所各地に中国人が大量に押し寄せているのを見ると、彼らが今後も日本にお金を落としてくれる可能性は高いんじゃないかな。日本が国際的な価値を持ち続ける限り、「発展中の国の人たち」は日本を訪れてくれると思う。今は中国人だけど、10年後はインド人になっているかもしれないよね。

それこそ2020年のオリンピックのタイミングで世界各国に日本の国際的価値を示すことが出来れば、外国人による消費の激化に期待が高まるよね。2020年の時にインドネシアとかも発展の本格的な口火を切っていれば嬉しいね。

こう考えてみると、日本経済における消費の部分は心配しすぎなくても良い気がするね。日本はびっくりするくらい観光資源があるから、海外からの距離が近くなり、かつ日本が上手く観光資源を活用すれば、外国人はどんどん迎えられるんじゃないかな。問題は、「日本は観光資源を活用するのが下手」というところなんだけどね…(分かりやすいシンボルやランドマーク 1だけに着目して、景観、街並み等に疎すぎる)。

〜〜〜〜

労働力については、どこかから補強せざるを得ない気がする。

日本人が労働を始めるのが18歳からだとして、2032年までの日本人労働可能人口というのは、2015年3月現在で確定しているよね。昭和49年から2014年現時点までで、日本人の出生者数は減少の一途を辿っているから、2032年まで日本人労働可能人口も、同じく減少の一途を辿ってしまう。

参考: 統計局ホームページ/日本の統計 2015-第2章 人口・世帯

そーなると、「高齢者の労働復帰」か「日本人以外の労働力確保」か「個々人の労働時間or効率の向上」をしないと、2032年まで日本の労働力はあがらないよね。

「個々人の労働時間or効率の向上」だけに限ると、とっても厳しい戦いになります。あくまで日本人出生者だけに限って話すと、平成元年に生まれた人口は昭和47年(第2次ベビーブームあたり)に生まれた人口のおおよそ0.62倍くらいです。ベビーブームの出生率が特異だったのも勿論あるけど、単純計算すれば、「平成元年生まれの人は、昭和47年生まれの1.61倍ほど労働時間or労働効率を上げないといけない」というハナシになっちゃう。

もちろん、パソコン性能の向上等で、この「1.61倍」というのもあながち達成できないことはないかもしれないし、実際は外国人労働者も増えてはいるし、仕事内容も変わっているし、日本人口自体も減っているので一概に「私たちは親の世代より1.6倍も働かないと行けない」というわけじゃーないよ。ただ、「単純に見るとそんくらい無茶な状態」だということ。

今現在、労働人口が少なくなっていることは、日本人のハードワークっぷりを見ればある程度推察できるんじゃないかな?

今、移民が云々、っていうハナシは色々あることを知っているけれど、言われ始めて何年経つんだろう。正直「移民を受け入れるか否か」じゃなくて、「移民をどのように受け入れるか」を考えないといけないと思います。

〜〜〜〜

「高齢者の労働復帰」も「日本人以外の労働力確保」も今のところ、政府によってコントロールされている状態だよね。これがどう取っ払われるかが楽しみだ。フットワークの重い日本がいきなり動き出すと面白いんだけどね。外的要因がないと動き出さない気がする。

じゃあその外的要因って何?って考えると何だろうね「日本人労働者の海外流出」「日本人労働者の価値減少」あたりかな。ふっふ。

全く別の道として、「必要労働量を減らす」という道もある。「そもそも、そんな働かなくても良いようにすればいーじゃん!」というハナシ。分かりやすい具体例だと「業務ロボットの発達」だよね。他にも、「日本が扱う労働量の減少」もあります。人口も減るんだから必要な経済活動も同じく減らせばいーじゃん!という(こーなったら日本は終わりだとも思うけど)。

みんなは日本がこれからどんな道を辿ると思う?私は「外的要因によって日本が焦って移民or外国人労働者の大幅強化を計る」なんだけど。この当たりはもっと勉強すれば色々考えられそうだね。

ばいびー☆

若者のガヤガヤしている場所がなくなるのは寂しいかもね。
若者のガヤガヤしている場所がなくなるのは寂しいかもね。

Notes:

  1. 簡単に言えば目立つ場所のこと。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)