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Stay Gold, Ponyboy.

99.9%

このあたりは桜の名所に数えられているらしく、春になると人間が涌く。特に卑怯な人間が涌く。我が物顔で路駐したり、綺麗に桜が見える場所を占領したりする。そこに暮らしている人がいようとお構いなしに。

日本の観光客というのは特にヒドくて、治安が良いところが裏目に出ている。

たとえば、ハワイとかなら「迷惑かけたら最悪ぶん殴られたり銃弾飛び交ったりしそう」という怖さがある。ハワイに三脚カメラオジサンが発生しないのは、場所陣取ってるとなんかでっけぇ西洋人にぶん殴られそうだからだと思う(今もカメラ小僧がいないかはちょっとわからないけど)。店員さんも普通に注意してくるだろうし。

一方で日本は、どれだけ迷惑をかけてもケンカ1つ起こらない。SNSで叩かれるくらいで、その場で誰かに「邪魔になっとるやんけ、どかんかいボケェ」と言われることはない。そのせいで、迷惑かけたモン勝ちになっている。そのせいで、どんな景観が綺麗なところでも、路上には違法運転・違法駐車がはびこり、カメラ小僧が場所を陣取る。昔がどうだかは知らんが、嫌な国になったもんだ。綺麗な景観は人里からは消えてしまった。

日本においては、西洋人のほうがずーっと礼儀正しいように思う。想像でしかないけれど、彼らの中には「迷惑かけたらケンカになって損」がある気がする。まぁ「遠路はるばる日本に来れるような西洋人は礼節ある人間」ってことかもだけど。(東洋人にとってはむしろ日本は安い国&働き口なので、これには当てはまらないのかな。)

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僕は人間が嫌いだ。それは、卑怯だからだ。

別に僕が優秀な人間であるだとか、そういうことは思っていない。時折、「選民思想」だとか言われることもあるけれど、別にそうやって選りすぐっているわけでもない。

もちろんコレは主語があまりにも大きいから、当てはまらない人間もいる。鳥山明さん、宮本茂さんなどは素晴らしい方々だと思うし(とはいえ、彼らの人となりは知らないけれど)、そういったわかりやすい偉人でなくとも「素敵だな」と思う方々と出会うことはある。

ただ、総体的に見ると嫌いな人間を見ることが多い。大体「99.9%くらいはイヤなやつ」くらいに思っている。

ここを読んでいる稀有な方々には勘違いしてほしくないんだけれど、たとえば友人や同僚など僕と接する機会を持っている方々は当てはまらないことが多い。僕だって素晴らしいなーと思う人はいるけれど、僕の人生で観測する人間の「0.01%くらいしかいない」というだけ。

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僕は別に高い理想を掲げているわけではない。「人にやさしく」「礼節を持つべし」「不義理をするな」「謙虚であれ」「努力を怠るな」など、誰もがおそらくは義務教育の過程で何度も言われたことを言っているだけだ。

だが実際に社会に出てみると、現代日本においてこれらは平気で破られている。「自分とその周りにだけやさしい」「礼節知らず」「不義理上等の個人主義」「バレない・怒られない限りは迷惑かけ放題」「努力せず愚痴るのみ」など。野党蛮族のごとき振る舞いばかりだ。これが99.9%だ。

僕が日々ストレスを溜めているのも、人里から離れるために計画立てているのも、人間が多く観測できる場所には常にこういった「卑怯」をみるからだ。

僕は別に難しいことを言っているわけではないはずだ。「道を塞がないようにしましょう」「信号守って安全運転しましょう」「公共の場所では礼節を弁えて行動しましょう」「知らない人には丁寧な言葉遣いをしましょう」「他者を想って行動しましょう」とかそれだけだ。こんなこと、小学生に言い聞かせるようなことだろう。

それが、99.9%の人間ができていない。だから「人間が嫌い」なんだ。

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もちろん僕だって誰かに迷惑をかけてしまっていることはあるだろう。ただ、日々それを反省し、「次からはこうしよう」と重ね続けている。

「駅の改札すぐ出口とかで立ち止まったら後ろの人の邪魔になって迷惑やな、一旦、壁の端っこに言ってから地図見よう。」
「レジで時間をかけすぎると行列を作っちゃって店員、客双方にとってむっちゃ迷惑やな。なるだけ早く済ませられるように準備しておこう。」

こういうことを考えて、「次から気をつけよう」を重ねて、振る舞いを正し、ちゃんとした人間であろうとするわけだ。

そんな僕からしたら、レジで時間かけまくっている人とか、スーパーや駅とかで道を塞いで平然としてる人を見ると、「おもいやりのLv.1」でさえできない、これまで一切「他者を思いやること」を考えてこなかった愚か者、卑怯者なんだ、と思ってしまう。

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こーいうハナシをすると時折、「その人にも事情があるのかもしれないじゃないか」という説得をされることがあるけれど、僕は「そんな事情知ったことないでしょ」と思う。事情があったところで人に迷惑をかけていい理由にはならないよ。

たとえば「一刻も早く薬を届けないと親が死ぬ」としても、薬屋さんで行列いきなり割り込んだりしないでしょ。「ごめんなさい!親がこの薬ないと、いまにも死ぬんです!なので先にちょっと薬剤師さんの力お借りしてもいいですか?」って聞くでしょ。

別に決まりを守りなさいよと言うハナシじゃなくてね。「他者をほんの1ミリくらいは想いやりなさいよ」というハナシ。

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まぁでも、おそらくはそれが「現代文明における人間」というモノなんだな、という諦めが強い。社会構造や技術進歩の方向から来ている。どこかで精神性を切り捨てた結果、中身蛮族人間の横柄が蔓延っているんだろう。

だから僕は人里から離れようと思うわけだ。すれ違う人すれ違う人みんなが蛮族の中で生きるのは、ほんっとーーにストレスが溜まって仕方がないからだ。とはいえ、きっと蛮族は変わらず蛮族であり続けるだろう。

これを変えるにはきっと「統治支配」するしかない。民主主義ではおそらく変わらない。だって99.9%が蛮族なんだから、多数決をしたら蛮族有利に働くに決まっているし、実際そうやって日本は何十年を失ってきたんだ。

だから、俺はさっさと離れたい。

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