仲良くなる、って幸せだね、ってハナシ。
以前、記事に書いた「金魚屋」さんが予想以上に良かったので、
その中で、私がどういう環境で生きていきたいかが、また少し見えてきました。
何するでもなくずっと話していたんだけど、本当に楽しかったんだよ。
まず、「ゆっくりした時間の流れを味わいたい」という欲望を強く感じました。金魚屋さんの雰囲気が、まさに「おばあちゃんの家」という感じなんだよね。
そこのコタツでのんべんだらりとしていた時間が、ほんとに幸せで。スタッフさんと、何するでもなくずっと話していたんだけど。本当に楽しかったんだよ。
思えば学生時代も、そういう時間の過ごし方はしていたんだよね。友達みんなと、ずーっと朝までお喋り。13時間、友達と誰もいない大学でしゃべり続けたこともあった。修学旅行の夜とかもそうじゃん。
それが、社会人になって、飲み屋だったりカラオケだったりというイベントに走っちゃってたなー、って。「お金を使わないと楽しくないじゃん」みたいな感じになっていたなぁ、と改めて思いましたね。
相手もさらけ出してきてくれたときとか、本当に幸せ。
あと、やっぱり知らない人と仲良くなる、ってスゴイ楽しいんだよね。友達ができるって素敵でスバラシイ。スタッフさんとも仲良くなったし、旅行客の人とも仲良くなった。私が炬燵でだらーっとしてるときに他のお客さんが来て「こんばんは〜」って言い合う感じとかも好きった。
自分が自分をさらけ出してみたときに、相手も相手をさらけ出してきてくれたときとか、本当に幸せ。そこまで行けばもう、ずっと話せるしね。まさか京都の宿で、ずっと夜通し話せるような友人が見つかると思っていなかったよ。
私はほかにも、「こいつとはずっと話せるな」っていう友達がいくつかいるんだけど、全部、「たまたま同じ大学に行っただけ」の繋がりなんだよね。そんな繋がりの中でも友達がいっぱいできるんだから、どこでだってきっとできる気はする。
それこそ、今回の宿みたいなところは、みんな「都会の喧騒から離れたい」とか、「京都の町並みを楽しみたい」とか、割と私に近しい感覚を持って来ているんだよね。そりゃあ仲良くなるよね!みたいな。
生きたいように生きていく元気がいただけた。
宿でできた友人も、結構みんな違う生き方しているのも印象的だった。台湾から日本に来ている方もいたし、別の夢のための修業しているような人もいた。
私は割とスタンダードコースで生きてきたから、その中で「会社についてそこで出世していくことが社会人なのだ」という枠組みに当てはめられていたけど、ちょっと見渡せばそんなこと全然していない人もいっぱいいるんだよね。
私が生きたいように生きていく元気がいただけた。本当に楽しかった。
皆さんも、気が向いたらゲストハウスとか行って、知らない人と話してみたらどーかな。自分が考えている枠組みなんざ一部でしかない、と気付くかもしれない。そこで新たな仲間と出会えるかも知れない。よ。
その時は是非、一度は「金魚屋」さんへ。お礼代わりの宣伝とさせていただきながらばいば〜い。