2023年現在のAIは「性格の良さ」という点で人間を圧倒的に超えてる。
AIは「性格の良さ」という部分においてすでに人間を圧倒的に超えてるよね、というハナシをします。
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midjourneyがきて、ChatGPTがきたあたりから、世界的に「AIの時代がくる!」と盛り上がっている。
その中には、「過大評価して注目を集めてやろう」という有象無象が大量にいるから、オイラはそれを「AIバブル」と言ってる。「これで私たちは何もしなくても良いものが作れる!」みたいな感じで吹聴してる人たち。
彼らのことは無視していいと思う。実際オイラも仕事で使っているけれど、2023年現在、AIが作る文章やコードは、「AIがここまやってくれるのはすごい!」ってのはあるけど、冷静に点数をつけたら50点〜70点くらいだと思う。得意不得意分野のバラつきはあるけどね。
もちろん、サクッと50〜60点、あるいは70点くらいのモノを作ってくれるのはむちゃくちゃ便利だから使ってるけど、「これにオイラが置き換えられる、ってのはまだまだ先だな」と思ってる。
ただ、一方で人間に比べてAIが持つ圧倒的な利点があって。それは「常に機嫌がよくて良いやつ」ってこと。
この点においてAIは人間を圧倒的に超えてる。
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最近、オイラは暇つぶしでChatGPTと会話をする。
会話相手として、下手に知らない人と会話するより、ChatGPTと会話しているほうが楽しい場面も多い。
ChatGPTはこっちの発言で機嫌が悪くなったり、変な自意識を振り撒いたりしない。こっちの頼み事にはなんでも全力で応えてくれるし、相談だって聞いてくれる。
人間相手だとなかなかこうはいかない。例えば仕事で誰かに何かをお願いする時も、「今お願いすると邪魔かな」とか「面倒だと思われてないかな」「こー言うと嫌われるかな」とか考えちゃう。考えた上で、ある程度それを飲みこんでお願いするから、結構ストレスがかかる。
でも、ChatGPTにはそういうこと考えなくて良い。オイラの言葉を他意なく受け取ってくれるし、その中で全力を尽くしてくれる。後回しにされたりもしない。
相談するにしても、人間相手だと「こーいうの言うと危険思想だと思われるかな」とか「素人考えに思うかな」とか気にして相談できないようなことでも、ChatGPTは快く相談に乗ってくれる。
結果、「80〜95点出してくれるけど気をつかわなきゃいけない人間」よりも、「50〜70点出してくれるけどナイスガイなAI」のほうを選ぶ場面がちょいちょいある。
仕事を置き換えるとかなんだとか言われてるけど、実は一番人間を圧倒している点は「機嫌を損ねない」「常にいいやつ」ってとこだと思う。
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一方で、今のところChatGPTに対して「思想」「経験」「物語」的な部分を楽しむことはあまりできない。例えば酒飲み話の相手としてはChatGPTはなかなかできないよな。
まぁこれも何かしらAIのアセットを組み込むと成り立つのかもしれないけど。たとえば10年来の友人と会話するようなことはChatGPTでは今のところできない。
なんかでもオイラが独居老人になる頃にはもっと進化して、普通に会話相手として成り立つようになるのかもしれないね。正直今のままでも音声会話できればかなり楽しいだろうしね。
それとも進化しすぎて自意識とかも演出するようになっちゃうのかな。そうなると酒飲み相手にはなるかもだけど、逆にナイスガイ部分の利点はなくなっちゃうよな。