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Stay Gold, Ponyboy.

山林を買って暮らすのもアリか、とオイラが思うまで

近頃、「山林を買ってそこで暮らすのもアリかも?」と思っているのでそのハナシ。

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オイラが今働いている会社は、オイラが働き始めた3年前からずっと調子よくビジネスをやっている。去年ごろから、会社の規模も日に日に大きくなっていって、順調だなと感じる。

そして、それに応じて社内では、ビジネスの話をよく聞くようになった。新しい市場の開拓や、現在身を置いている市場の成長具合、競合他社のレポートなどが社内に共有されて目に入るようになった。そーいったビジネスの世界で生きる人たちを雇っている、という側面もあって、その兆候は加速する一方。

もちろん、それは悪くない・・・むしろ会社の目標はかなりデカいので、それを達成するために会社がチカラをつけることは、とても良いことだ。まさに「順調」。

ただ、オイラはビジネスの世界には全くと言っていいほど興味はない。

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誤解してほしくないのは、オイラは「この会社の進む方向が気に入らない」と言っているワケではない、ということ。これは辞めたいとかそういうハナシじゃないってこと。

オイラはオイラなりに今の会社を気に入っているし、今のところ辞める気もない。かなり自由にやらせていただいているし、今の会社以上の待遇をオイラなんかが得るのはかなり厳しいと自覚している。だから感謝もしている。

ただ、オイラ自身がそもそも、自分の道を会社の道と重ね合わせたくはないと考えていて。会社は会社で歩む道があり、オイラにはオイラの歩む道がある。その範囲内で互いに関わって相乗効果があるといいね、と考えている。

だから、会社の批判とかじゃないってこと。

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その上でハナシを戻すと、オイラはビジネスのハナシには興味がないし、ビジネスの世界を歩みたいとは思わない。

モノづくりをするにしても、なるだけビジネスのハナシは遠いところに置いておきたい。シンプルに「良いモノとは何か」を考えて、それを追求したい。ある種のエゴを貫きたい。

でも、ビジネスの世界におけるモノづくりの世界では、良いモノの追求だけ、というわけにはいかなくて。手を動かすにしても、市場であったり影響範囲であったりそーいった数値がより重要になってくる。

端的に言えば「ココは確かに問題だけど、それはもう切り捨てて、よりビジネス的に影響のデカイこっちを作ろうよ」という判断が出てくる。「ココのせいで困る人はいるけど、でも目標数値には影響ないから今は無視しよう」という判断が出てくる。

そしてオイラは、これがむちゃくちゃイヤなのさ。「目の前で困ってる人いるのに?」と思うわけさ。

何度でもいうけど、コレは別に会社批判じゃない。むしろビジネスとして正しいのは会社の方。会社も困っている人を軽視しているわけじゃなくて、「ビジネスを広げていけば将来的に助けられる人の母数は増えるよね」という信念で動いている。正しい。

ただ、オイラにとっては「将来助けられる人」よりも「今目の前で困っている人」のほうが大事ってハナシだ。

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一方で、オイラはあくまで会社に所属している、プロだから、プロとして全力を尽くして仕事をする。

ただ、自分が人生において歩む道、というのは見失わないようにしたい。オイラが仕事において手に入れたいのは「ビジネス的な成功」ではなく、「日々を噛み締められるような環境づくり」だ。

うっかりするとそこを混合させてしまう。忙しくなればなるほど、「あれ?オイラってビジネスの世界で生きたかったんだっけ?」と、ふと立ち止まった瞬間に思ってしまう。

特に最近、かなり忙しくしていたから、心の中の違和感が日に日に強くなっていくのと感じた。だから、改めて「オイラはどんな道を歩みたかった?」というところを少し考えていた。

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そこで偶然見つけたのが、My Self RelianceというYouTube動画。

カナダのShawn Jamesという男性が、都会から抜け出して、1人でキャビンをイチから作り、そこで生活を始める・・・という動画。

これがとても心に響いて。オイラのやりたかったこと・・・あるいは今なお、やりたいことはこーいうコトだ、と。「家を作る」という部分じゃなくて、「自然の中で営みをする」というところが、オイラが歩みたい道だな、と。

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また、コレは1年ほど前に見つけた動画なんだけど、「藤やんの野鳥観察」という動画シリーズも改めて見て。コレもまた

テレビ番組「水曜どうでしょう」のディレクター藤村さんが、テレビの企画で作った山小屋に一人住んで野鳥を眺めたり小屋の掃除をしたりしながらおしゃべりしているだけなんだけど。

これがまたとても良いんだ。野鳥たちを観察しながら彼らと対話して。あるいはそこから自然との在り方を模索したり、日常について噛み締めたりするのがすごい良い。

「掃除はね、汚れてるからやるんじゃない、ってことがわかりましたね。」というつぶやきがすごい印象的だった。

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だから、オイラもこーいった生活に乗れるように、というのを少し目指そうかなと考えている。今すぐではないけど、5年か10年かかけて、少しずつ。

どこに買うかはわからないけれど、探してみると「譲渡先募集中」みたいな山林すらあるんだよな。不便だったり整備が行き届いていなかったりして、買い手が見つからないような山林。そーいうのでも全然いい。

運転免許も取ろうかな、と。今までは、「オイラは交通事故を絶対にやらかすから取らない」と思っていたんだけど、運転する場所が、ほとんど人もいない道ならその危険もあまりないかな、と。周りに車もなければ、ゆっくりのんびり走ってもいいわけだし。

もちろん、お金も用意しなきゃいけないし、仕事のやり方も変えなきゃいけない。1日8時間も仕事に使ってなんかいられない。最大でも4時間。山林の整備やその他の営みに時間を使いたい。

だから、そうやってでも問題なく生きていけるような仕組みづくりってのをちゃんとやらないといけない。

夢という夢はあまり持っていなかったんだけど、そんな日々をしっかりイメージして毎日積んでいこうかなと。

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