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Stay Gold, Ponyboy.

Death Strandingの移動におけるゲーム性が楽しすぎる

Death Strandingというゲームがある。

とある事象によって崩壊したアメリカ大陸において、シェルター間で荷物を運ぶ運び屋さんのゲームだ。

世界が崩壊して過酷な土地・地形を怪奇や略奪者におびやかされながら、荷物を無事に運ぶ。。というゲーム。


このゲームは小島プロダクションによる制作で。実際の俳優さんを3DCGに取り込み、モーションアクターとしても起用して、映画さながらのムービー・ストーリー性を持ち合わせている。そこも強く評価されてるんだけど。

オイラはこのゲームのゲーム性の部分がすごい好きでさ。地点間の「移動」に対してゲーム性をガッツリ盛り込んでて、その部分がとても楽しい。

移動にゲーム性を持たせる、ってのは割と古来から行われていた。

例えば初代ドラクエでも、フィールドには「敵と遭遇しづらい平地」「敵と遭遇しやすい森林」といった特性があって。「最短距離を進むのか」「迂回してでも森林地帯を避けるのか」といったゲーム性があった。

昨今のオープンワールドでも、どーいった道を歩くのか。。という選択それ自体にある程度のゲーム性はあるよな。ゲームにもよるけど、おおよそ平地のほうが見晴らしがよくて敵も少ない。イベントも発生しやすい。一方で緑地のほうが見つかりづらく、素材収集などがはかどるケースもある。オープンワールドらしいゲーム性だ。


このDeath Strandingでは、その移動に対して、さらにモリモリ要素を追加して、歩くことそのものにゲーム性を付与している。「荷物の多さ」「荷物の持ち方」「荷物の劣化」「地形」「姿勢」「体幹バランスとふんばり」などなど。移動経路だけでなく、移動そのものに対してリスク・リターンの判断を盛り込んでいるわけだ。

一歩一歩あるくだけでも「どっちの地形を進んだ方がいいかな」っていう判断になる。さらに移動補助用の消費アイテム「はしご」や「ロープ」もある。「ここでハシゴを使わないほうがいいな」「この坂道は急だから念のためにロープ使うか」とか。こーいった一挙手一投足がゲームなんだよ。それがむっちゃ楽しい。

また、道端に誰かの落とし物が転がってたりするんだけどさ。それも「自分がどれだけ荷物を持てるか」「その荷物はどこに送り届けるべきものか」などなどで判断が必要になってくる。泣く泣く見捨てなきゃいけない荷物もある。

ここに他のゲームにもあるようなエネミー、「略奪者」や「怪奇」がある。ここも、移動自体のゲーム性のおかげで、他のゲームとは違う体験になってる。

「ここは地形が悪いから戦いづらいな」「敵を避けるために山岳越えるか」「うわーこっち移動しやすいと思ったら怪奇発生してんじゃん」といった、マリオとかにおけるステージ選択みたいな楽しさが移動自体に含まれてる。これがむちゃ楽しい。


あと、荷物運びするとすごい喜ばれるんだよな。今風らしい「いいね」がもらえる仕組みがあってさ。

崩壊した世界で、外を移動するだけでも危険な世界だからさ。荷物を運んでくれると「よくやった」「本当に助かる」といった言葉を聞けるし、「いいね」がもらえてどれくらい感謝されているかが数値でわかるようになってる。

この「いいね」は、他のプレイヤーからも貰うことができて。ハシゴやロープとかを用意したり「この先キケン」みたいな看板を置いておくと、それが他のプレイヤーにも共有されるんだよな。んで、そっから「いいね」が届くことがある。もちろん自分から届けることもできる。

他のプレイヤーが運ぶのに失敗した落とし物、なんてのがフィールドにあったりして、それも無事送り届けると「いいね」になる。

純粋に、誰かに喜ばれる仕事をしてる、って感じで楽しいんだ。


この移動のゲーム性が楽しすぎて、なかなかストーリーを進められないんだよな。。この間も4時間近くやってストーリー進捗ゼロだった。本来やり込み要素に近いだろう部分でひたすら荷物を運んでは納品して・・を繰り返しちゃったね。

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