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Stay Gold, Ponyboy.

目端が利く人になるには

先日、会社の評価面談がありまして。そこで「イオリンさんはすごくいろんなことに気がつきますけど、どうやってそのスキルを身に着けたのですか?」だなんて聞かれました。

例えば何かイオリンさんに頼み事をしたとき、イオリンさんは「何があれば依頼者が助かるか」というのを先回りしてくれるようです。自分ごとなので恥ずかしいですが、そう言っていました。

シンプルに言えば「なんでそんなに目端が利くの?」ってことだと思いますが。。オイラとしては特別なことはしておらず、「自分だったら嬉しいと思うことをやる」くらいでしかないのですよね。

とはいえ、もっと言語化できたほうが良いだろうな、と思ったので挑戦してみます。

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大学時代に数年間やっていた「アイデアマラソン」という発想法は役に立っている気がしますね。

アイデアマラソンとは、「毎日1個以上のアイデアをノートに書き記せ」というモノです。アイデアならなんでもいいのですが、365日欠かさず、決めたノルマ以上のアイデアを書き記していく。これをオイラは1日10~20個とかやっていました。

最初の100個くらいなら特に苦労せずに見つかります。普段から「こーいうのあればいいのになー」と思っているのをひたすら書きなぐっていけば100個くらいは書けるでしょう。

このアイデアマラソンの真価は、自身の在庫が尽きた時からです。その日書きなぐるアイデアを、その日のうちに見つけなければいけない状況。こうなれば、もう周りを観察しまくって、少しでもヒントをかき集めるしかありません。

バスに乗れば車内広告や手すり、椅子のデザインを考え、外を歩けば看板や道路標識、あるいはベビーカーなどからアイデアをひねり出しまくる。大学に着けば自動ドアやエレベータ、電灯スイッチについて考える。

これをオイラは数年間やっていました。次第に忙殺される日々になり、ノートに書くことはなくなりましたが。。「普段から周りを気にかけておく」という習慣は、多分コレで根付いたんじゃないですかね。

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あとはプラスして、大学時代に「デザイン」を専攻分野の1つとしたことですかね。

デザインをある程度体系的に学んだことはもちろんですが。「どうすれば使いやすいか」を日々考え、たまに同期と議論するような環境だったので、なにか物事を考える時、常にそのスイッチがオンになっているだけかな、と。

例えば、家族や恋人の誕生日プレゼント考える時、「自分が相手だったら、何をもらったら嬉しいかなあ」って考えますよね。それと同じことを仕事でやっているだけですね。

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色々書きましたが、簡単に言えば「周りを気にかける」「自分なら嬉しいことを考える」っていう超シンプルなことを数年間やり続けていた、その産物ですかね。

書き表すと特別でもなんでもないことですが。この平易なことを長期間通してちゃんとやっている人ってあまり多くない気がします。だからこそ、これが強力なサブスキルになっているんじゃないですかね。

身につけるのに年単位で期間を要しますから。

一方で、売れるテクニックってのは、「明日から始められる!気づかいテクニック50選!」とかですからね。そりゃー「長期間、基本的なことをちゃんとやり続ける」ってのが一般的にならないのも納得です。

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