モンスターハンター・ライズの勇気ある決断
モンスターハンターシリーズの新作・「モンスターハンター・ライズ」を買ってプレイしているので、そのハナシをします。
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モンスターハンター・ライズは、2021年にNintendo Switchで発売されたモンハンシリーズの新作です。
前作・モンハンワールドで、モンハンは大きく生まれ変わりました。ずっとPS2時代準拠だったグラフィックが超美麗に生まれ変わったほか、様々なシステムが見直されました。
ただ、操作感は割とクラシックだったのですよね。増えた要素も「操作の簡略化」であったり「延長」であったり。あるいは、モンスターや環境の要素が増えている。オイラは8年くらいモンハンからは離れていましたが、基礎となる操作感はあまり変わらなかったです。
一方で、今作のモンハンライズは、かなり複雑になった印象です。
色々変わったわけではないのですが、単純に操作要素が増えているのですよね。従来の操作に加えて「翔蟲」という要素が純粋に増えている。
翔蟲とは、ハンターが連れている蟲で、これを使うことで「空を飛び回る」「壁を駆け登る」「モンスターを操作する」「特殊な攻撃をする」など、今までできなかったことを実現しています。
これらの操作は慣れると楽しいものばかりなのですが、最初の敷居がとても高い。
モンハンはただでさえ複雑な操作を必要とするゲームです。視点を変えながら器用に動き回り、攻撃を加えたり回避したりアイテムを使ったり。。
今作ではそこに更に「翔蟲」が加わります。これが「Lトリガー押しながら各ボタンを押す」とかなので、単純に操作が複雑です。慣れていないと「アレってどうやるんだっけ」と混乱してしまうのですね。
さらに、これが「必須アクション」なのです。
モンハンワールドやそのDLC・アイスボーンでも新操作(クラッチクローなど)は追加されましたが、これは「使わなくてもやっていけるけど、使うと楽しい」っていう絶妙なバランスでした。なので、新操作を全く使っていないハンターも結構見かけました。
一方で、翔蟲は必須アクションです。今作では翔蟲があるため、高低差のあるフィールドが増えました。翔蟲で縦横無尽に飛び回り、駆け回るのは楽しいのですが、一方で翔蟲を使わなければ移動もままならないケースがあります。
ゲーム名からも分かるとおり、このゲームはそもそも翔蟲を軸に置いたゲームデザインをしているので、この作りは間違っていないです。
が、間違いなく敷居はあがっているので、勇気ある決断をしたのだろうなあ。。と推測するオイラです。もちろん、その中でちゃんとみんなが楽しめるように親切なチュートリアルや操作感の工夫などは色々施されておりますけどね。