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ツッコミはフレーズじゃなくて言い方だよ、ってことを書きます。

オイラは「ボケ」か「ツッコミ」かでいうと、完全に「ツッコミ」の人間です。

どのくらいツッコミ側の人間かと言うと、「高校時代に意識的に勉強した」くらいにツッコミ側の人間です。

奈良県出身のオイラですが、大阪にある高校に通い始めたとき、周りが面白い人たちばかりで、「これはオイラもトークを磨かなければいけない。そうしなければ埋もれてしまう」と思いました。

そこでオイラがやったことは、「テレビに出ている面白い人たちから学ぶ」でした。当時、オイラが一番好きだった、くりぃむしちゅーの上田さんを軸に、いろんな人たちのトークを見て、「なるほど、こういう風にツッコミを入れれば面白いんだ」と意識的に勉強していました。

別にお笑いを目指したわけでもないですし、偉そうなことを言えないのですが、オイラが「ツッコミ」をするときに気をつけていることをだらだら書きます。


まず大事なのが、「面白い言葉を選ぶ必要はない」というところです。

「上手いツッコミをしよう」と考える方々は、まず真っ先に「面白い言葉」を選ぼうとしてしまいますが、ツッコミにおいてもっとも大事なのは、「言い方」・・・もっと言えば、「テンポ」と「声のトーン」です。

ツッコミといえば「なんでやねん」ですが、この「なんでやねん」も別に言葉それ自体が面白いわけじゃないですよね。「なんでやねん」が面白くなるのは、適切なポイントで適切に使っているからなのです。

つまり、ツッコミにおける「面白いフレーズ」は付加価値なのですよね。その面白いフレーズを考えるためにテンポが悪くなっては本末転倒です。面白いフレーズは、ツッコミのテンポ感を身につけて余裕が出てから、はじめて突き詰めることです。

言葉は「なんでやねん(なんでだよ)」とか「うるせぇな」とか「アホか(バカか)」で全く問題ないので、それらで「ツッコミ」が成立する感覚を掴むのが先です。


まず「テンポ」ですが、「間を開けずにレシーブを返す」というのが基本です。

ツッコミの役割というのは、「ツッコむことで、聞いている人たちの疑問に答えを提供すること」なのですね。

会話の場にボケ発言が提供されると、聞いている人たちは一瞬、「えっ?」って疑問がでてくるのですね。そこに、ツッコミを入れることで、「この発言はボケですよ」ということを場に認識させて笑わせる。それがツッコミなわけです。

たとえば「お前、昔、少年院入ったことあるもんな」という発言が投げかけられたとして。聞いている側は一瞬、「えっ、そうなの?」とか「ん?どういうこと?」って思うわけです。

これに対して「んなわけあるかい!!」ってツッコミを投げ返すことで、「あぁ、これボケだったんだ」「笑っていいんだ」と安心して笑い出す。と。これがツッコミの役割であり、ツッコミが面白い理由のひとつです。聞いている人たちに「これはボケですよ」という回答を提示すること」がツッコミなのですね。

で、この演出を適切にするためには、聞いている人たちが自分たちで答えを出す前に、ツッコミを提示する必要があるのですよ。なので、テンポが悪いとツッコミは成立しなくなるわけです。

プロの芸人さんのトークを見ていると、時々「あえて間を作ってツッコミを入れる」という技術を使う方々がいますが、これは超高等テクニックです。ツッコミというよりはボケに近いです。


声のトーンは、まるでボケかのように言うのがむちゃくちゃ大事です。「この発言はツッコミですよ、エンタメですよ」というのを、パッと聞いて分かるような声のトーンにしないといけません。

これを疎かにするとツッコミが成立しないですし、発言内容によっては「ツッコミ」ではなく「暴言」になってしまう可能性が出てくるので、むちゃくちゃ大事です。

基本的には「声を張る」「おおげさに言う」ですかね。ボケっぽいトーンで言うといいと思います。

これに関しては、プロの芸人さんのツッコミを見るのが一番良いです。彼らはちゃんと意識して「エンタメとしての会話」をしているので、とてもわかりやすい「ツッコミ」をしてくれます。

時々、テレビやラジオで「ガチ喧嘩かな?」と思うような芸人さんたちのやりとりがありますが、アレは逆にいえば、ほとんどの場合において「喧嘩じゃなくてエンタメだね」と思わせてくれるようなやりとりをしている、ということです。彼らから学べることはとても多いです。


フレーズについては、まぁ先述したように面白いフレーズを言う必要はありません。例えツッコミなんてクッソ難しい技術なので、そんなの最初から目指すのは無理です。

フレーズについて強いて言うなら、「発言を受けて思ったこと」をそのままツッコミっぽく言えばいいです。「なんでやねん」と思えば「なんでやねん」でいいですし、「そんなわけないな」と思えば「んなわけあるかい」でいいんです。ただ感想を言えばいいだけです。

あとは、もう誰かの面白いツッコミをパクってください。模倣でいいです。完璧にモノマネをするなんてどうせ素人には無理なので、誰かのフレーズをパクって問題ないです。それで十分、成立します。

また、「これはツッコミだな」というフレーズも存在するので、そーいうのを覚えていくのもいいですね。

例えば「誰が○○やねん(だよ)!」もツッコミの定番フレーズですね。「独身って寂しくないんですか?」という普通のフレーズも、「誰が独身で寂しいねん!」ってツッコミを入れれば、それだけでボケに演出できるので、すごい使いやすいです。

こーいうのは、まぁお笑いなり何なり見ていけばわかってくるので、それらを吸収していけば自ずとフレーズも身についてきます。


やっぱり、練習は必要じゃないかな、とオイラは思います。

オイラは高校時代に色々勉強していたので、毎日学校で色々試していましたが、社会人にもなるとなかなか厳しい人もいると思うので、そういう方々はテレビやYouTubeに対してツッコミを入れていくといいと思います。ゲーム実況とか見ていても「何してんねん!」とか「バカか!!」とかツッコミを入れられるタイミングは色々あるので。

そのうち意識していないのにテレビやYouTubeにツッコミを入れてしまうようになると思うので、そこまで仕上げればツッコミになれるんじゃないですかね。


こんな感じです。はい。