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Stay Gold, Ponyboy.

科学的に見た私の性格的傾向のトップ5とワースト5

割と前だが、「VIA強みテスト」というのを受けた。

VIA強みテスト(VIA-IS Survey)とは、ポジティブ心理学の研究に基づいて開発された性格テストの1つで、自分の性格的な分野における強みや傾向を教えてくれるものだ。

世の中にはさまざまな性格テストが存在するが、実は科学的な根拠のある性格テストといったものはとても少ない。おそらくあなたが体験したことのある性格テストは全て科学的根拠のないものだろう(エムグラムとか)。もちろん、科学的な根拠がないだけで大嘘というわけではないが。

ただ、私は科学的根拠のない性格テストは人間の欲求を満たすためだけのモノでしかないと考えているので、本当に性格を知りたいなら科学的根拠があるものを使うのが妥当だと思う。


で、そのうちの一つ、VIA強みテストをやった、という話に戻ろう。

このVIA強みテストは、人の性格的傾向を24に分けており、テストの結果に応じてその24の性格的傾向をランキング付けする、という流れだ。

全ての結果は一番最後に載せるとして、まず最初に上位5つを載せよう。


1.審美眼: 美や卓越性を見出す
2.スピリチュアリティ: 森羅万象に対して信念を持つ
3.好奇心: 探求と発見が好き
4.ユーモア: 笑いやいたずらが好き
5.寛容さ: 人の間違いを許す


これを見ると、「私は本当に理系人間なのか」と思うくらいに感性的な項目が並んでいて面白い。まぁあくまで性格的傾向であって能力ではないので、私は審美感とかスピリチュアリティとかに理解のある理系人間、といったところなのだろう。特段、意外だったところもないから追記するところもないと思う。

個人的にこのVIA強みテストが面白いのは、ワーストランキングのほうだ。つまり、科学的に考えて君にはこういう性格的傾向が欠けているよ、というところをバシッと教えてくれるのだ。

それでは私に欠けている性格を紹介しよう。ワースト5、つまり19〜24位の性格的特徴だ。


24.公平さ: 個人的感情が他者への評価に影響しない
23.愛情: 共感や思いやりあう関係を重視する
22.慎み深さ: 自慢せず、謙虚に振る舞う
21.忍耐力: 困難があっても集中してやり遂げる
20.チームワーク: グループの成功のために動く
19.思慮深さ: 注意して行動する


なんて酷いやつなんだ!人を公平に扱うこともしなければ愛しもしない!図々しいくせに忍耐力はない!さらにはチームのことを思いやらずに不用意な行動ばかりとる!!

しかも科学的に考えてそうなのだから、本当面白い。実際、私にはそういうところがあると自覚するところも多い。

例えば「公平さ」だが、基本的に私は公平な人間ではないし、そうあるべきだとも思っていない。知らない誰かよりも私の友人のほうが100億倍大事だ。友人たちに対しては「みんな幸せになればいいのに」とは思うが、それを赤の他人にまで思えるほどお人好しじゃない。というか、赤の他人に興味がない。

また、社会においても同じだ。私は「機会」というのは平等であるべきだとは思うが、「状態」においては平等であるべきだとは思わない。機会が平等なら、成功した人は幸せになるべきだし、失敗した人はそれ相応の人生になるべきだと思う(実際は機会が平等なことなどあり得ないのだが)。

「愛情」に関しても、私は昔から共感能力が低い。よく友人からは「優しい」と言われるが、あれは言ってしまえば「勉強の成果」だ。人はどういう時にどういう行動をとれば「優しい」や「嬉しい」を感じるのか、を勉強したからそれができるだけで、本当に共感しているわけではない。「こうすればこの人は幸せを感じる」と知っているだけだ。

「慎み深さ」については、まぁ愛情について述べたのとほぼ同じことが言える気がする。私が謙虚に振る舞うのは、そのほうがコスパがいいだけだ。自分に能力があると思っているわけではないが、「自分には能力が足りない」と思う以上に、多くの人たちの能力が足りないと思っているだけだ。それが「慎み深さ」の欠如につながっているのだと思う。

「忍耐力」はまぁこれもう周知の事実なんじゃないかな。私は「我慢や苦労はしなければしないほどいい」と思っている。「幸せになるためには絶対苦労しなきゃいけない」というゲームならまだしも、人生別に苦労が必ず報われるわけでもなければ、我慢しなくても成功したり幸せになったりする道はあるものだ。それなら、投資としての価値がない我慢はしないほうがいいに決まってる。

「チームワーク」は多分、「チームのために自分を犠牲にしすぎることはない」っていう考えが影響しているんじゃないかな。あとやっぱり自分の人生の主人公は自分自身だと思うから、「チームか自分か」を問われれば私は迷わず「自分」をとるよ。まー現実はチームをとることが自分に繋がったりもするから一概には言えないけど。

「思慮深さ」についてはFacebookが掲げている「Done is Better than Perfect.」的な思想からだろう。考えてもよくわかんないし、とりあえず動いてその行動のフィードバックから軌道修正していけばいいんじゃない?という考えがあるからだと思う。良く言えば「決断力がある」ということだから、そこは大目に見てほしいところだ。


最後に全ランキングを載せて終わりにしようと思う。VIA強みテストは誰でも受けられるから、興味があると受けてみるといいと思う(なんか会員登録とかいるけど)。あと、強みを生かすことは幸福度などにもつながることが科学的にわかっているので、そういう風に使うといいだろう。

私の場合、「審美感」や「スピリチュアリティ」はクリエイティブ活動に活かせるし、「好奇心」は知識拡大に使える。ユーモアや寛容さはおそらく組織運営などに使えるのではないかと思う。と、まーこんな感じだ。

では私の性格的傾向ランキングは下記の通り。


1.審美眼
2.スピリチュアリティ
3.好奇心
4.ユーモア
5.寛容さ
6.誠実さ
7.希望
8.向学心
9.大局観
10.創造性
11.知的柔軟性
12.親切心
13.リーダーシップ
14.熱意
15.勇敢さ
16.感謝
17.自律心
18.社会的知性
19.思慮深さ
20.チームワーク
21.忍耐力
22.慎み深さ
23.愛情
24.公平さ

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