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Stay Gold, Ponyboy.

どんな人にだってできる仕事はいくつもある、ってハナシ。

まいど、イオリンでござい。

私は「どんな人間でも使い物にならない人なんていない」と思っている。色んな人が「私なんて今の仕事を失ったら他に就職先なんてない」なんてことを言っているけれど、そんなことは絶対にないと思う。

その多くは新卒で入った会社に勤め続けている。確かに「新卒」という称号は日本の就職において間違いなくワイルドカードだ。私の知り合いの多くは新卒の時に就活を頑張った結果、誰もが「あぁそれ聞いたことある」って思うような企業に就職している。

もちろん彼らが新卒の時に就職活動を頑張ったことは言うまでもないし、決して「新卒だから」という安易な理由でそれらの企業に就職できたわけじゃない。それでも、彼らが「新卒」という手札を手放した後にそれらの企業に就職できると思えるか、と言えば、多分難しいんじゃないかな。それらの企業は能力ではなく実績や肩書きによって採用を決める場合も多いからだ。

だから、確かに今退職したら、同じ会社、同じような会社に就職することは難しいかもしれない。

でもね。それに拘らなければ、就職先はどこにだってあるだろう、と私は思っている。だって、彼らはみんな20年以上、彼らなりに必死に生き抜いてきたわけだから。そんな人間が楽しく働ける場所が世の中で1箇所しかないとか、絶対ありえない。

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例えば先日、法隆寺の駅に行ったんだけれども、駅からデカデカと「パソコン教室」の看板が見えた。ITの資格取得を援助したり、驚くようなExcel術を教えてくれたりするらしい。あまり深く覚えていないんだけれども、申し訳ないけれど「私でもできそうだな」という自信があった。

私だけじゃなくって、私と同じような情報系の大学に入った人なら誰でも、PC教室を開けると思う。田舎にはPC教室の母数は少ないから、上手く立ち回ればちゃんとやっていけそうだし、都会だって人間はめちゃんこ多いから、場所を探せばやっていけそうだ。

「元IT企業のプロが教える!業務で・実生活で使えるパソコン教室!」とかなんとかいう看板立てれば、できるだろう。中小企業を相手に研修の講師としても契約できるかもしれない。それほど、「ITのプロ」と「ITのセミプロ」とでさえ、技術力の差はめちゃくちゃ大きい。事務のお姉さんのPCスキルでさえ、素人相手ならPC教室を運営できるだろう。

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それ以外でも、例えば普段から料理をしている人なら、料理しない(したくない)人に対して料理代行をしてもいいだろう。1回の料理で作り置きできるほど料理の生産性が高い人なら「買いだしから一週間分の料理作りまで」を行うサービスを売れば、飯時に合わせる必要もないので、1日3世帯くらいまで稼ぐことができる。レジ作業のパートよりもずっと稼げる。

アニメが好きで、クール毎に「今期のアニメ」について調べている人なら、アニメの放送スケジュールやそれぞれのアニメの見どころとかルーツとかをまとめたメールマガジンとかを発行してもいいかもしれない。先日、テレビで「大阪のおじちゃんは『君の名は。」を観て泣くのか」という企画があった。そこで、大阪のおじちゃんは結構アニメを楽しんでいたので、老人世帯や老人ホームとかに売り込めば、ヒットする気がしなくもない。コレ、別にアニメじゃなくてテレビ番組ならなんでもいいかもしれない。

あなたが昼寝好きなら、「昼寝がどれだけ良いか」ってことを考えたり、「快適な昼寝を過ごすためには」「明日から使える昼寝グッズ!」とかを考えてみればいい。昼寝は、スペインでは国レベルの文化になるほど需要があるモノな割に、社会人にとっては「大変なこと」になってるので、それを突き詰めれば十分に価値が出てくると思う。

あなたが旅行の時、いつもPCやスマホで新幹線を予約するなら「予約代行」が仕事になる。新幹線の予約が面倒だと思う人がいるからだ。あなたが学校の勉強が好きだった人なら、「スタバで教える!格安塾」とかできる。スタバで自習している高校生は結構いるので、分からないときに聞いてあげる人がいれば、それだけですごい助かるし精神的にも安定すると思う。

幸か不幸か、世の中はまだまだ不便で、まだまだ仕事になっていない分野はいっぱいあると思う。

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以前も言ったんだけれど、「あなたがラクショーだと思っているけれど、他の人が大変だと思うこと」をやれば、それは価値になる。多くの人は仕事を作ろうと思うとき、「他の人が大変だと思うこと」をやろうと思うんだけれど、実際は「あなたがラクショーだと思うこと」を見つけて、そこから他の人が大変なのはどれかを抜き出せばいい。それは仕事になる。

実際私の仕事の多くは「IT」だけれども、それは「私がラクショーだと思う」ことが多い。ラクショーは言いすぎかもしれないけれど、少なくとも「そこまで大変じゃないこと」だ。けれども、他の誰かがめちゃ大変だと思ってくれるから、それが仕事としてやっていける。私にとってはラクショーなので、生産性も高くなる。

どんな人でも、「自分にとってラクショーなこと」は絶対にあるはずだし、その中には「こんなラクショーなのに何でみんなやらないの?」「こんな楽しいのに何でみんな好きじゃないの?」って思うようなことがあるはず。それはすなわち、「あなたがやる価値のあること」だから仕事にできる。

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ちなみに私は、「なぜ昼寝カフェとかないの?」とずっと思っている。出かけている時に「あぁ、眠たい」って思うことはよくあるので、観光スポットに「180円/10分」とかあったら使うのになあ、と考えている。ソファとかで寝れて、指定した時間に店員さんが起こしてくれればいい。1日最大1時間で目覚ましの飲み物は+220円とかで。ほら、いけそうでしょ

私の理想は、IT等の仕事を最低限にして、他の時間でこーいうちょっとしたお仕事を作って遊ぶことだ。それって楽しそうでしょ。

ばいびー☆

お寺や神社の手洗い場の写真が好き。

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