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Stay Gold, Ponyboy.

フリートークでおハナシ。〜映画「グランド・イリュージョン(NOW YOU SEE ME)」1と2〜

まいど、イオリンでござい。

先日、「グランド・イリュージョン」および「グランド・イリュージョン—見破られたトリック—」を観た。これらは同シリーズの1作目2作目なんだけど、「見破られたトリック」は1作目を観ないと序盤置いてかれるので気をつけて。

(原題はNOW YOU SEE MEとNOW YOU SEE ME2なんだけど、なんで邦題ではナンバリング表記を外したんだろ。想像はつくけど。)

以下、気をつけるけれどもネタバレがあるかもしれないので、ソレを気にする人はごめんなさい。

引用元: Now You See Me 2公式サイト
引用元: Now You See Me 2公式サイト

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さて。

私は例によってこれら2作をめちゃんこ楽しんだ。グランド・イリュージョンは娯楽映画だ。「マジックを使って悪事を暴くチーム」のハナシだ。不正を働いた富裕者から鮮やかにお金を盗み出して、ばらまく。それも盛大にイリュージョンショーを開いて、そのショーのなかで強盗を働いたりお金をばらまいたりする。

私はその「盛大な強盗イリュージョン」を楽しみにしていた。そして実際に数々のマジック、イリュージョンを観て大いに楽しんだ。シンプルなトランプマジックや催眠術(メンタリズム)から盛大な瞬間移動など、本当にイリュージョンショーを観ているような気分で楽しんだ。心の中で何度も「マジかよ…そんなんできちゃうんかよ…」とつぶやいたね。

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あと、個人的にはキャストもすごい好きだ。主人公格のジェシー・アイゼンバーグは「ソーシャル・ネットワーク」や「バットマン vs スーパーマン」での怪演がとても好きだった。とても早口な英語を喋るんだけれど、それがすごい独特で癖になる。あんな英語喋りたい。

中央がジェシー・アイゼンバーグ。 引用元: 映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」
中央がジェシー・アイゼンバーグ。
引用元: 映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」

そして、2作目では悪役として、なんとダニエル・ラドクリフが悪の天才エンジニアを演じる。このキャスティングは皮肉が効いていてすごい良いよね。こーいうキャスティングしちゃうところがすごい好きだ。「ハリー・ポッター」シリーズの魔法使いが今作では天才エンジニア。しかも主人公格のジェシー・アイゼンバーグは「ソーシャル・ネットワーク」でFacebookを創ったエンジニアを演じていた。

Facebookを創ったエンジニアが盛大なマジックを披露し、ハリー・ポッターが科学でソレを潰そうとする。そう観てもすごい面白い。

そして実際に観たら分かるけれど、ダニエル・ラドクリフってすごい演技上手いと思うんだよね。ハリー・ポッターの印象が強い人も多いかもしれないけれど、今作ではしっかり、悪の天才エンジニアの役どころを演じ切っていた。さすがだ。ラドクリフさんはこれからも色々と見られそうで楽しみ。

引用元: 映画「NOW YOU SEE ME2」
引用元: 映画「NOW YOU SEE ME2」

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ただ、この映画、そこまで評判が良いか、と言われると微妙らしくてさ。というのも、「CGばっかだ」「なんでもありやんけ」みたいなことを思っている人がそこそこいるみたいなんだよね。

私は正直、「何を今更…」って思うね。だって映画だもの。ドキュメンタリー番組じゃないんだから。映画に「これCGやんけ!」って言うのはナンセンスにも程があるよな。例えば…そう、X-MENの映画を観て「こんなのリアルじゃない。CGじゃないか!」って言ってるようなもんだよ。当たり前じゃん。

ちなみにグランド・イリュージョンの作成にはプロのマジシャンやメンタリストらが関わっている。彼らの監修のもと、劇中のイリュージョンは全て「実際に実現可能なトリック」が用いられている(劇中に種明かしもされる)。演者たちは撮影に臨む前にマジシャン合宿を行い、プロから指導を受けていたらしい。

つまるところ、そもそも「CGばっか」じゃないし、「なんでもあり」でもない。あくまでリアルなマジックがあり、それをより迫力のある形で見せるために、誇張表現としてCGを使っているんだ。映画だもの。リアルなイリュージョンが観たいならイリュージョンショーを観に行けばいい。

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他にも、「ストーリーに強引さがある」とか「FBIが間抜けすぎ」とか色々言われているんだけどさ。こーいうこと言っちゃう人ってそもそも映画を楽しもうとしていないんだよ。受け身なのか何なのか知らないけれどさ。知らないうちに粗を探してしまっている。違うんだよ。所詮はフィクションなんだから、粗も楽しめってハナシだよ。

私なんか映画を観るときは「さぁ、絶対楽しいぞ!わくわく!」って感じだもん。タイトルどころか、提供会社のロゴが出る時点で、うおおーって感じだよ。楽しむ気迫が違う。粗があっても、それを逆に楽しんじゃうからね。「あはは、間抜けだなあ、FBIも」って笑っちゃう。

今回の映画でも、CGを使っていても気にしない。むしろ「え?これCG…だよね?本当には…できないよね…?」って思って、種明かしのところで「マジでできちゃうんかよぉぉぉ」ってなる。もちろん全部が全部種明かしされないんだけれど、それでも「じゃあ多分あれも種はあるんだよな…どうやってんだ?」ってスタッフロールで考えたり家に帰って調べたりとかして。

そーやって全身全霊をこめて楽しめば、ほとんどの映画はめちゃくた楽しいと思うんだよね。私たちが想像も付かないような予算と才能をかけて創られているんだから。楽しめるかどうかは、こっちの器量にも依存するんだよ。

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普通にマジシャンになりたくなるし、あとメンタリストにもなりたくなる。催眠術というかもはや洗脳術が凄過ぎんだよね。。メンタリストの方も協力してるから、きっとそこまで過度な誇張じゃねーんだろーな。。

ばいびー☆

関係ないけどドラクエミュージアムが渋谷でやってたので観てきました。
関係ないけどドラクエミュージアムが渋谷でやってたので観てきました。

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