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Stay Gold, Ponyboy.

自由と覚悟のある仕事と束縛と保護がある仕事のハナシ。

まいど、イオリンでござい。

お盆なので関西に帰っていました。実家に帰って両親や兄弟と話したり、旧友に会ったり。仕事もあったので完全にのんびりとはいかなかったけど、まーゆっくりできたかな、と。

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私はフリーランスだけれど、私以外の人たちはみーんな企業に入っていたり研究職についていたりして、フリーという人はいません。そんなコミュニティに入ると必ず言われるのは、「フリーでいいよね」です。何度も言われます。

まぁ特に何も気にしていなくて「ふふふ。いーだろー」って言うんだけれど、実際どっちが良いかは悩ましいよね。

フリーランスは確かに自由だよ。自由だけれど、その代わりに都度、選択と覚悟が求められる。選択を誤ると冗談抜きで路頭に迷うかもしれないからね。社会で生きていく手段を失うかもしれない。それも含めて自分で道を選んで歩くんだ、という覚悟は決して生ぬるくはない。

時々、会社員が羨ましくなる時はあります。「あぁ、彼らはそーいう選択とは無縁の世界なのに、お金が毎月入ってくる仕組みにいるんだなぁ」ってね。別に下に見ているとかそーいうことではなくて、よ。彼らは彼らなりに「組織にそぐわないといけない」っていう負担があるからね。それでも、「基本的に少なくない収入が毎月ほぼ確実に手に入る」ってのは思ったよりもすごいことなんだ。

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ただ、それでも私は気付いてしまったんだよな。「なんでもっと自由で正直に生きちゃいけないの?」「なんでもっと楽しく働けないの?」って。それに一度気付いてしまったらもう、普通の企業には戻れないですよ。

今の私はもう、「残業当たり前」だとか「満員電車で通勤するのは避けられない」だとか「長期間の旅行できない」だとか「好きな場所に住めない」だとか「無駄なことでも慣習に従って仕事する」だとか、そーいうことに耐えられない。だってそれが納得できないことに気付いてしまったから。自分にウソはつけないんだよ。

思えば就職活動の頃もそーだったな。最初は大手企業を狙っていたんだけど、「文系でもできる仕事」って言葉がどーしても無視できなくて、実力が求められる企業に絞るようになった。昔から、「なんか違う」と感じてしまったらそれから目を背けられないんだよ、私は。

だからフリーへの転身も気付けて行動できて良かったとも思うし、反面「気付かずに会社員を選び続けられれば、もっと楽だったなのかな」と思う夜もある。フリーへの転身じゃなくって、単に転職をしていれば……と。ただ、気付いてしまった以上、もう戻れない。

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まぁでも、思いを馳せることはあっても、後悔することはないよ。というか、どっちを選んでもきっと後悔してただろうし。少なくともフリーは経験できてすごい嬉しい。ずーっと会社員だったら見えていないことは絶対あっただろうしさ。また会社員になったとしても、今の経験・視点は生きると直感してる。

ちなみに、こーいうこと言ってると「もう会社には就職しないのか」って思われることも多いけれど、先ほどの納得できないことを解消しつつ勤められる会社があれば私は会社員を選ぶと思う。労働環境については海外を選べば実は簡単に解決できるんだけれどね。労働環境に対してこれだけ縛ってくるのは日本くらいなので。

でも海外にはできれば行きたくない。私は日本にいる今の友人知人が大好きなので、彼らと気軽に会えなくなるのはちょっと辛いよ。だから海外という選択肢もあんまりないかなあ。私、多分日本人が大好きなんだよ。きっと。特に日本人女性の造形が好き。何言ってんだ俺。

ばいびー☆

和歌山で川を登ってきました。
和歌山で川を登ってきました。

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