フリートークでおハナシ〜日本語と直太朗〜
まいど、イオリンでござい。
最近は不健康も相まって悶々とした日々を過ごしています。今日はフリートーク。
最近、森山直太朗さんの唄を聴きまくっています。アルバム「嗚呼」がとにかく良すぎて聞きまくっています。
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私は日本語が好きです。もうちょっと言えば、日本語の「言葉」が大好き。趣味とまで言えるか分からないけれども、時々「面白い言葉」「興味深い言葉」というものを考えて遊ぶくらいです。
森山直太朗さんはその「日本語への姿勢」がとても好きだ。なんというか、それぞれの言葉の可能性を最大限に広げているというか。言葉の元来の意味を越えて、聞く人の想像をかきたてるかのような。
例えば有名な都市伝説で、夏目漱石さんが「I love you.」を「月が綺麗ですね。」と訳した、っていうハナシがあるでしょ。あれも、単に「I love you.」を直訳…つまり「あなたを愛している」、もしくは「君が好きだ」みたいな感じで訳すこともできるけれども、それを「月が綺麗ですね。」という表現をすることで、愛という感情だけじゃなく、愛の質感や風景、情感といったものを伝えてくるよね。素敵だと思う。
森山直太朗さんの唄もそれに近いようなモノを感じる。歌詞にしっかりとした「質感」を感じる。
こんなにも素敵な 素敵な、何だっけ
晴れた朝は二人で 丘の上へ行こうよ(中略)
魂、それはあいつからの贈り物
大好きな気持ちに リボンなんていらない引用元: 魂、それはあいつからの贈り物 / 森山直太朗
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そういえば森山直太朗さんに関連して、「とは」という曲でコーラスを担当している阿部芙蓉美という方がいるんだけれども、彼女のアルバム「沈黙の恋人」というアルバムも最近良く聞いている。これは森山直太朗さんがインタビューで「とても良い」と評していたんだけれども、実際に聞いてみて私自身も「とても良い」と感じたよ。
アルバムの1曲目が「highway, highway」という曲なんだけれども、これがすごい素敵で。「車に乗りたい。あなたを隣に載せて走っていく。どこまでも」って優しい歌声で唄うんだけれども、そのすぐ後に「俺は車持ってないけど」って唄う。それがすごい素敵で。私が免許持っていないからかもしれないけれども、ちょっと分かるところもあるし。このテンションを緩める感じの日本語センスが素敵すぎる。
私、実はこーいう「ふわっとした優しい歌声」を好きになることってとても少なくて。女性ボーカルにしても、いきものがかりの吉岡聖恵さんのような、パッカーンとした歌声が大好きなんだけれども、なんか阿部芙蓉美さんの感じはとても好きだ。サウンドもただ優しいだけじゃなくって、「エイトビート・サッドソング」のようなちょっと格好良いのもあるし、素敵だ。
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今は森山直太朗さんのインタビュー本「直太朗cast」を読んでいる。10年近くに及ぶインタビューをまとめた本なんだけれども、なかなか内容が濃くて面白い。というか、最初の頃は森山直太朗さんも尖っていたんだなぁ、と感じる。今はあんなにおちゃらけているのに。
今日はこんな感じで。
ばいびー☆