過労で鬱になりかけてしまった人はもう自分じゃどうにもならない、ってハナシ。
まいど、いおりんでござい。
私の関心事の一つに、「過労の末の鬱って、どうしたらいーの?」ということがあります。
これは他でもない私自身が「過労の末の鬱」を経験していて、私の大好きな友人たちに同じような状態に陥ってほしくないんだよね。だから、どーしたら過労なんかで鬱っぽくならずに済むんかな、どう対策すればいーんかな、っていうのは気がついたら考えているよね。
で、最近気付いたんだけど、一旦、鬱に入る前段階に陥れば、もう当人だけで解決するのはほぼ無理だな、と。
〜〜〜〜
まぁ鬱にも色んな種類があると思うんだけれど、「過労の末の鬱」ってのがどーいう経緯で起こるか。
私は、「24時間臨戦態勢に入ってしまうから」なんじゃないかな、と考えている。
まずなんで「過労」になるか、っていうと、通常の労働状態では解決できないほど不当な規模の困難が降りかかっているからでしょ。そこで労働時間が延びてしまう 1。それで解決できればいいんだけれども、大抵の場合は労働時間が延びても仕事の状態は悪化することが多い。家に仕事を持ち帰ったり、社用携帯電話を持たされていつでも連絡がつくようにされたり。
その結果、会社にいないところでも臨戦態勢に入っちゃうんだよね。ファイティングポーズがいつまで経っても降ろせなくなっちゃう。家でゆっくりしようが遊園地に行こうが、常にファイティングポーズとりっぱなしだから、休めない。軽いPTSD(心的外傷後ストレス障害)とも言えるんじゃないかな。
もうこうなったら、本人の強い意志で降ろすことは無理です。一旦降ろすことができても、不意に仕事が頭によぎってすぐにファイティングポーズをとっちゃうようになるから。誰かが「もういいっ、もういいんだ!」って強くファイティングポーズを抑えるような行動をしないと無理なんだよ。
〜〜〜〜
よく仕事上での鬱に関する書籍やインターネット上の記事はよく見かけるけど、みんな「当事者目線」なんだよな。でも、一旦そうなってしまえばもう、当事者だけでは抜け出せないよ。「鬱が疑わしいときは助けを求めよう」っていうけど、もう鬱が疑わしくなった人間は、ファイティングポーズを自分じゃ降ろせなくなってるんだよ。
その人の目の前には常に拳を振りかぶっている巨獣が見えている状態なんだから。そんな人に「助けを求めよう」とか言っても手遅れでしょ?だから、当事者じゃなくて周りが「あいつのファイティングポーズを意地でも降ろさせよう」という動きをしないといけないんじゃないかな。
このことについて、もっと知識を深く掘り下げていきたいと思う。それこそ本でも書けそうだし人前でも話せそうです。
ばいびー☆
Notes:
- 本来はここで労働時間が延びないように対策すべきです。 ↩