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METAL GEAR RISING REVENGEANCEのAR技術がすごくてワクワクする件

皆さんは「METAL GEAR」というゲームシリーズを知っているでしょうか。

まぁ知らなくでも問題ありません。最近、このMETAL GEARシリーズの最新作が発売されたんですね。それが「METAL GEAR RISING REVENGEANCE」です。長いですね。

この新作、なかなか面白そうなのですが、日本ではPS3でしか発売されていません。Xbox360版は海外でのみ発売されています。僕はこの海外版に手を出しました。

だってPS3持ってないんだもの。

今までとは違う、壮快メタルギア。
今までとは違う、壮快メタルギア。引用元: METAL GEAR RISING REVENGEANCE OFFICIAL WEBSITE

ゲームの簡単な背景

舞台は2018年。サイボーグやAI、無人兵器などが実用化されており、今よりも情報技術が発展した近未来です。主人公、雷電もサイボーグとして活躍します。

詳しくはこちら、公式紹介動画を。

What is “AR”?

そもそもARってなんじゃらほい?って人も多いと思うので簡単に説明。

AR(Augmented Reality)とは、日本語で「拡張現実」と言います。一番分かりやすく言うと、ドラゴンボールのスカウターですね。

これもARの一部。(引用元: ドラゴンボール17巻)
これもARの一部。(引用元: ドラゴンボール17巻)

ARとは、「今見ている景色の中に、なんか情報を付加しようよ!」ってことです。

スカウターでは、見えている世界に「見ている対象の戦闘力を数値で表示する」ということをやっていますね。セカイカメラというスマートフォンアプリも、AR技術のひとつですね。

ARはもう実用化されています!
ARはもう実用化されています!

こういう風に、「見えている世界に情報を付加して表示する」ということがARです。

劇中で登場する「AR」

では本題。このMETAL GEAR RISING REVEANGENCEでも、このARが使われています。これがなかなか、「これ実は出来んじゃないの?」っていうギリギリのところのARを使っていて、アツイんです。

このゲーム上のARは全て、主人公の「網膜に情報を付加」しています。何も機器を装着しなくても、網膜に直接焼き付けている、という設定ですね。

そのため、基本的にゲームのUIは全部ARのような雰囲気で見せてきます。体力ゲージも現在地の地図も、自分の視界の左上にいつも表示されているような、そんな感覚。分かりますかね。

すべての要素がプレイ画面に「重ねて表示」される。
すべての要素がプレイ画面に「重ねて表示」される。
プレイ評価も「重ねて」AR風に表示。枠に囲まれたウィンドウという概念が薄い。
プレイ評価も「重ねて」AR風に表示。枠に囲まれたウィンドウという概念が薄い。

AR全開の、「オーグメントモード」

そしてこのMETAL GEAR RISINGで登場する「オーグメントモード」。このモードではARが特に顕著に現れます。

ARモード発動!
ARモード発動!

このオーグメントモードでは、視界に入る全てのものの情報を写しだしてくれます。斬れるものは緑で塗りつぶされ、敵が映っていれば赤く表示される!

視界に入るものの情報を洗い出す!
視界に入るものの情報を洗い出す!

見えているモノの色を変えたり文字を重ね合わせたりして情報を付加する、まさしくAR。

実現できそうなAR

このMETAL GEAR RISING内におけるARで良いところは、「あれ、これもうちょっとで実現できるんじゃ?」と思わせるようなものが多いことですね。

そのもうちょっと、がなかなか難しいことが多いんですけど(笑)。

  • 対象物までの距離を表示
    — 超音波とか赤外線とか使ったら…?
  • 見えている人の所属を表示
    — なんかIDとか持たせたりGPSとかと組み合わせたりすれば…?
  • 行動の評価を表示
    — 時間計測や自分の行動認識とかを使えば…?
  • 行うべき行動を指示
    — 物体認識で現状把握できれば…?

みたいな感じで、SFのように「到底実現できない遠い先のこと」のようには見えないところが良いですね。夢が出てきます。

また、これをもとにARを使ったアイデアもいくつも出てきます。国籍とかを表示したりとか、知り合いだけを青く表示したりとか、そういうことが出来るようになるんじゃない?と。

夢が広がりますね。

ゲームとしての質も高い

このMETAL GEAR RISING REVENGEANCEですが、ゲームとしての質も高いので、興味がある人は是非触ってみて欲しいですね。

「近い未来、こういった技術が実用化されるかも!?」と思って見てると、楽しいですよ。

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