風俗嬢だろうと何だろうと、誇りを持って勝負してるなら超カッコイイでしょ、ってハナシ。
まいど、いおりんでござい。
私は性風俗店を全く利用しません。というか、「女性との交遊」をメインの商品としているお店は利用したことがないし、今後も利用する気は全くありません。業態も詳しくないけど、キャバクラ?とかガールズバー?とか、人生で一度も入らないと思う。
かといって、私はそーいうお店のことを「下賤だ」なんてことを言うつもりは全くない。私がそれらを利用しないのは、自分の信条・自分ルールに反するから、という理由だけです。
私は、「美貌を生まれ持ったなら、その魅力を使って商売をする」というのは至極、全うな選択だと思うんだよね。それは、「鍛えた身体を使って人力車をはじめる」とか、「人を安心させるような人が、カウンセラーの職に就く」とかと同じでしょ。自分が何を持ってるかを考えて、生きるためにそれを活かすのは、不思議でも何でもない帰結だと思う。
それなのに、風俗嬢になると、なんか「そんな駄目な仕事を」みたいなハナシになるのは、何となく違和感がある。
自分の魅力を武器としてしっかり磨いて勝負してるなら、超カッコイイでしょ。
例えば、私は「自分の美貌や女性であることを武器として生きるカッコイイ女の人」というのを数多く知っているよね。テレビをつけてチャンネルを回せばすぐ見つかる。
私が女優のなかで天海祐希さんが一番好きなんだけど、彼女はメチャメチャかっこいいよね。でも、彼女は自身の美貌や振る舞い、女性としての品質を高めつつ、演者として恥じることのない演技力も向上させている。その姿はとってもカッコイイ。
例えばAKB48の皆さんだって超カッコイイ。AKB48総選挙 1で闘っているメンバーは超カッコイイ。1位の人はもちろん、惜しくも破れた他のメンバーも、全員カッコイイ。全員、自分の「かわいさ」に誇りを持って、それを武器として磨いて闘っているよね。
風俗嬢もそれと一緒。自分の魅力のひとつとして「女性であること」とか「性行為が上手であること」とかを見出して、それを武器としてしっかり磨き、それで業界で勝負しているんだとしたら、それはとってもカッコイイことだと思う。「私はココで稼ぐんだ」と決めて、自分の武器をしっかり持って闘っているなら、例え風俗だろーと、超カッコイイでしょ。
良い働きをしようとか全く考えていないような人は駄目だよ。
じゃあ何が、「風俗嬢」を「駄目な仕事だ」って思わせるのか。下記のツイートに凝縮されてると思うので引用。
何もかもが嫌になってソープの面接にいったときに「で、月いくらくらいほしいの?どのくらい稼ぎたい?」てきかれて「金は別にどうでもいい」って言ったら、店の奥にいたオッサンに「ここはお前みたいな奴が自傷行為のためにくるところじゃねぇ、帰れ」て追い返されたの、命拾いしたし、オッサンに感謝
— 現実逃子 (@realtooko) June 23, 2015
要するに、自暴自棄になったり、「もうこれでいーや」って思ったりして、風俗嬢になってしまう人が多いんだよね。そんな人はすごいカッコ悪いし、「駄目な人」に見えちゃうよね。
ここで重要なことは、「風俗嬢が駄目な仕事」なんじゃなくて、「自暴自棄になってることが駄目」だってこと。
「自暴自棄な仕事」や「もうこれでいーや」って思って働いている人は別に風俗嬢に限ったことじゃないよね。普段生活してると、「あなた、自分のやってる仕事について全く興味ないでしょ」みたいな人いるでしょ。
例えば夜のコンビニで、死んだ魚のような目をして働いている人とか、百貨店の閑散とした店で人が来たら棒読みで「イラッシャイマセー」って言ってるだけの人とか。「この人、今の状態を良くしようとか、良い働きをしようとか全く考えてないんだな」って人いるでしょ。
あれは、駄目だね。やるからには良いモノを多少なりとも追求しないと駄目だと私は思うよ。
何に対してでも、こーしたらいいんじゃない?を実践してる人はカッコイイでしょ。
夏目漱石あたりが「向上心のないやつはバカだ」と小説で言っていたけど、その通りだよね。これは、別に「世の中のためになることを」とかそーいう大義を持つことなんかじゃなくて、「自分にとって何が良いかを考えて行動すること」。何に対してでも、こーしたらいいんじゃない?っていうことを実践することが良いんだと思うよ。
それをしっかり持っていれば、風俗店だろうと何だろうと、カッコイイでしょ。それを持っていなければ、カフェの店員だろーとダサイよね。
ばいびー☆
Notes:
- AKB48の全メンバーの中で、誰が一番人気かを人気投票で競うイベント。この結果が、今後のAKB48の活動を左右するほど。 ↩