ドラマ「Dr.倫太郎」が、自分の経験と重なって超おもしろい!ってハナシ。
まいど、いおりんでおじゃ〜。今期、Dr.倫太郎というドラマを見ています。
このドラマは、精神科医が主人公のドラマです。あらすじは、「精神科医の倫太郎が、様々な精神疾患を持った患者を治療していく。」という感じ。1回1回で個別の1話完結病患者が出てきつつ、全話を通して出てくるメイン人物とのドラマが繰り広げられる、という感じです。
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実は私いおりん、一時期、「精神科医」を目指した時期がありました。と言っても、中学生の頃、2年間ほどだけどね。
なぜなら私自身、中学生の頃に「心の教室」にちょくちょく出入りしていたからです。ストレスが原因で「過喚起症候群」と診断されたことがありました。当時の私はプレッシャーにとても弱く、学校や塾、家(優秀な親兄弟の存在など)でとてもストレスがたまっていたんだよね。家出をしたこともある。
その頃から、「生きるってなんだろう」とか「なんでみんな怒るんだろう」とかそーいうことを考えていたこともあって、「自分みたいに心が苦しくて仕方がない人を助けることができたら」なーんて思って、精神科医を目指してその界隈の勉強をちょっとした時期がありました。
そんな私がいつの間にか大人になって、気付いたら精神科医に「うつ」なんて診断されちゃうような経験を経て、今は自由人となっている。
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そんな私にとって、この「Dr.倫太郎」というドラマはとっても身近な話なんだよね。医者側の視点も、患者側の視点も持ったことがるから。
まず、堺雅人さん演じるDr.倫太郎が良い先生すぎるよね。こんな精神科医、本当にいるの?って思っちゃう。
もう半年近く前の話だけど、私のことを「うつ病」と診断した人は正直、すっごいテキトーだった。私が「IT系」で、「忙しく」て、ということだけ聞いて、もう私のことを「SEによくあるうつ病」と機械的に判断した。そこからは、症状に応じて「お薬出しときますねー」だった。正直、「期待外れ」感は否めなかったね。
私がたまたま、「薬をもらう生活するくらいなら、会社なんて行かない」っていう判断ができたから良いけど、そーじゃない人はきっと、薬で症状を押さえ付けながら、なんとか生きていくような生活になっていたかもしれない。それは本当にHAPPYと言えるかは疑問だよね。
但し、精神科医は「症状を治すこと」がお仕事だから、その点で言えば私の担当だった精神科医は何も間違ったことはしていない、とも思えるよね。だから、こーいう愛想悪い先生は結構多いんだと思う。
Dr.倫太郎のライバルとして宮川先生という方が登場します。彼は、「脳スキャン画像」「症状」だけを信じて病気を判断し、時には患者さんの顔を一切見ずに「お薬出しときますねー」的な対応をする先生。まぁ、「優秀だけど冷たい医者」って感じなんだけど、正直、私にとっては、宮川先生のほうが現実味があったよね。
Dr.倫太郎のような「相手と向き合い、対話を通じて治療する」のがお医者さんとして正しいのかどうかも分からない。患者さんとしては「ちゃんとハナシ聞いてよ!」って思うけど、でも病院側からしたら、患者さんはひとりじゃないからポンポン症状を判断して治療していくほうが良い気がする。うーん、難しい。
やってて楽しそうなのは倫太郎先生のほうだから、私がもし精神科医の道を選んだとしても、医者じゃなくて「心理カウンセラー」に近い位置になったんだろーね。
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そんなことを考えながらドラマ「Dr.倫太郎」を見ています。
ちなみにDr.倫太郎は、毎回必ず、鬼気迫る治療シーンがあって見ごたえハンパないです。演技も息を殺してしまいそうになるし、カメラワーク、演出、全てが本気を出すシーンが必ずある。近年見たドラマの中でも、いおりんランキング1位をもぎ取る勢いのドラマ。超おすすめ。
ばいびー☆