何か用件を伝えるためだったら、電話はかなり使いづらい手段、ってハナシ。

まいど、いおりんでござい〜。鎌倉の古民家とかに住みたい人は、夏は虫が多くてデカくて強いことを心積もりしておきましょう。あいつら、手で払ったくらいじゃ微動だにしないこともあるからね。

さて。

私は仕事上のコミュニケーションを電話でするのが 苦手です。だから、電話には出ないことが多いし、携帯電話だって2日に1回くらいしか持ち歩かない。

「自分の時間に勝手に割り込まれること」がとっても苦手なんだよね。一方的に電話をかけられて、こっちが使おうと思っていた時間を強制的に奪われる。それを避けたいんだよね。

電話ってメチャメチャ集中力を削ぎ取られるんだよ。会話に使う情報が音声しかないし、その音声の質も低いでしょ。集中して耳を傾けないと会話を持続させられない。対面の会話なんかよりも、ずーっと集中力を使うんだよ、電話での会話って。電話している間は他のことをなかなか出来ないし、電話でこそぎ取られた集中力を高めなおすのも大変。

あと、これはとっても個人的だけど、電話している間は音楽聴けなくなるでしょ。No Music, No Lifeを生きているいおりんにとっては、これはとってもストレスフル。

メールとかメッセンジャー ¹ってその点、とっても優れている。目さえ見えていれば明確に用件が伝わるし、集中力もそれほど必要ない。パッと流し見るだけで伝えたいことの8割は伝わる。集中力を持続させたままでいられるんだよね。

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多分、「電話は来たら基本とるもの」という刷り込みも悪いと思うんだよ。それこそメールやメッセンジャーの発展によって、「通常の用事はメール、急ぎの用事は電話」みたいな社会常識があるでしょ？でも、本来は電話だって「今出たくねーわ」って時は出なくても良いじゃん。

「なんで電話出なかったの！」って、よく言われるんだけど、電車に乗っていたり、周りが騒がしかったり、時には電話に出たい気分じゃなかったりで、電話を出ない理由なんていくらでもある。それなのに、「電話くらい出なさいよ」みたいな位置づけにあるのが謎だよね。

見やすい、気付きやすいほうが急用に向いているんだから、電話よりもメールやメッセンジャーのほうが絶対に急用に向いている。メールやメッセンジャーでも、「ガッツリ集中している時は見ない」という選択肢が聞き手or受け手側にあるんだから、それを許容して欲しいな、と私は思うね。

私はまったり、のんびり生きて行きたい人だから、1分1秒を争いたくないんだよね。「電話やメールに今すぐ対応しないと致命的なことになる」という状態はなるだけなりたくないのです。

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「電話じゃないと、感情が伝わらないよ！」ってよく聞くけど、電話でも大概、感情は伝わらんからね。最低限聞き取れるだけの音質しか保ってないから、相当に仲が良い間柄とかじゃないと、電話で感情なんか伝わらないよ。

電話って基本的には、聞き手よりも話し手のほうが圧倒的に楽なシステムなんだよ。聞き手は結構大変なんだよね…。

電話も、新機能がつけばもっと便利なんだけどね。例えば…

・電話をかけるときに、「緊急」とか「遊び」とかそーいうタグ付けしてかけられる。
　（そーいうタグに合わせて呼び出し音が変わったり、不在着信時の表示が変わったりするとか。）
・着信中にも話し手側が喋れるようにする。
　（留守電メッセージ受付中に聞けるよね。あれを最初っからできるようにしたらいーのに。）
・留守電はメールのようにリスト表示されて、色々選んで聞けるようにする。
　（留守電は、メッセージ聞くまでに時間かかりすぎだよね。10年以上進化していない。）

とかとか。こーいう工夫をすれば、どれだけ電話が便利になるか…。電話って、開発当初の便利さにかまけて、ずーっと進化していない商品の一つだよね。

まぁ新機能がなくても、「この時間帯は、急ぎの用事が入るかも知れないから電話に出てくれると嬉しい」とかあらかじめ伝えてくれれば心構えができるから助かるんだけどね。一番負担なのは、「何の用件か分からないのに時間が奪われること」だから。

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こんなこと言ったけど、用件よりも感情を重視させる会話なら、電話のほうが圧倒的に良いよ。「よほど仲が良くないと電話で感情なんて伝わらない」とは言ったけど、逆に仲が良いなら電話で伝えられる感情量は、メール等の電子文章とは比べもんにならんからね。家族に感謝を伝えたり、恋人や友人とダラダラ会話するなら、メールより電話のほうが良いだろーね。それ以上に対面のほうが圧倒的に良いけど。

私が苦手なのは、用件を伝えるための電話なのです。

ばいびー☆