お仕事探しにシステムを使うのか、自分の足を使うのか、ってハナシ。
まいど、3の倍数の時だけアホになる、いおりんでござい〜。
日本の就活に違和感を覚えるのは、凄まじくシステマティックなところだよね。
みんな一斉にリクナビとかに登録して、そこで自分とマッチングしそうな会社を見つけて、手当たり次第にエントリして、ぶつかってみる。その中でうまくヒットしたらそこで働き始める。
これもまぁ効率的かもしれないけど、このシステムで「好き」を仕事にするのは難しいと思う。だって、そこで熱意を持つことって、とっても難しそうだからね。
こーいうレールに乗っかっていたら自分の熱意にも気付きづらいし、自分の熱意もレールの型に当てはめて押し殺しちゃう可能性はある。就活生を見る側も、「みんな同じような感じだなぁ」とか「みんな同じくらい熱意があるように感じるなぁ」とか、そーいう風に感じちゃう。
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ちょっと「やりたいことで仕事をしてる人」を見てみると、彼等はそんなシステムに頼るより、自分の足で動いているよね。落語家を目指している人が、お師匠さんの楽屋に突撃して「何でも良いからお世話させてください!」って言って弟子になった、なんてハナシはよく見る。美容師も、「あなたの元で学ばさせてください」って言ってアシスタントを始める人は珍しくない。
これは別に落語家だの美容師だのが特殊なわけじゃないと私は思う。「IT業界でバリバリやって一線退いた人」とか絶対いるでしょ。コンサル業界でも、「大手に勤めて色々世界飛び回ってて独立した人」とか絶対いるから。そーいう人に「会ってくれませんか」「何でもいいからお世話させてください」って言ってみるのも良いと思うんだよね。そういうのはFacebookだのLinkedInだのとかを使えば絶対見つかるから。
会社に入ると「研修後の部署配属によって全然違うヨー」ってよく言われるけど、誰か一人のお世話係をすると、もう「その人」だからね。その人のようになれるんだよ。もし師匠になって欲しい人がいるなら、飛び込むべし、だよ。
こーいう話をすると「相手してくれるはずがない」とか言う人もいるけど、悩む順番が違う。それは、相手をしてくれなかった時に考えるべきで、やる前から「きっと失敗するから」とか考えるのは、まるで駄目。
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もちろん、「私がやりたいことをやるためには、レールに乗らないと駄目なんだ」としっかり考えた上で結論を出してるなら、全身全霊をこめてレールに乗ればいいと思う。そーいう前向きなレールの乗り方は素敵だよ。
そういうことを考えず、「就職するためにはリクナビとかそーいうシステムに登録しないと出来ないんでしょ」っていう思考停止状態で、お仕事探しに臨むことが駄目なんじゃないかな、ってハナシだね。
例えば、介護業界とかそういう、「とにかく人いねーんだけど!」っていう状態を助けるとき、システムの効果は絶大だよ。リクナビとかは、「とにかく良い感じのところに就職したい」と「とにかく良い感じの人を取りたい」を、めちゃめちゃ簡単にマッチングしてくれるからね。
全員がシステムを使うことはない。全員が誰かの弟子入りすることもない。ただ、アンタはどう生きたいと思っていて、そのためにどういう風に動くのがいいの?っていうのをしっかり考えろってハナシ。
最後になったけど、私はリクナビに別に恨みはないです。大学時代の就活の際には大変お世話になりました。読んでいる人がイメージしやすいように「リクナビとか」って単語を使っちゃっただけです。
ばいびー☆