自由の時代には選択する責任が伴う、ってハナシ
まいど、いおりんでござい〜。
今の日本はとっても自由です。少なくとも私は自由を謳歌している自負がある。
ただ、自由であるということは、選ばなければいけない、ということが、みんなの頭の中からすっぽ抜けていないかな。
このブログでは何度も言っているけれど、「正しい道を選ぶこと」とか「とにかく頑張り続ければ報われる」とかそういう考え方は、今の日本ではあんまり通用しない考え方だ。ただ、1つ上の世代では通用していたから、教育の現場やセミナーなどでは、「如何にして王道を歩むか」ということが教えられてきている。
要するに、今でも自分の人生像を「小中高大学と進学し、大手企業に就職し、やがて結婚して自分の家を買い、そこそこ昇進してやがて定年退職し、老後を年金で過ごすんだろうなぁ」という考えをフワフワ持っているのはどーなの?ってこと。
一昔前ならまだしも、今の日本社会でそんなのを目指しても、危なっかしくてしゃーないなーと私は考える。今やっている仕事が10〜20年間存在し続けるのかも分からないような時代だよ。そもそも、今自分がやっている仕事を親に説明できる人って、どのくらいいるんだろ。
勿論、20代でやっている仕事を60歳までやり続ける人もいると思う。その道の専門家として生き、一貫したキャリア形成をして昇進する、いわゆる一昔前の王道を歩む人も多いと思う。イメージだけど、銀行員さんとかね。
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私が言いたいのは、「全員が全員、そーいう道を選択したら絶対溢れる人が出てくるよね」ってハナシだよ。
実際、サラリーマンになって課長職以上になる割合というのは、3%未満らしい。要するに、「なんとなくサラリーマンになって課長になって…」とかフワフワ考えているけど、その時点でシャレにならんほど競争率の高い市場にいるんだよね。このアンバランス感に気付いているならいいけど、気付かないまま「サラリーマンとして…」とか考えているなら、ちょっと甘いね。
逆に、こんな狭い門が未だに王道のように捉えられている、ってことは、それ以外の道に「なんだ、意外と簡単じゃん」な道が溢れている可能性も高いってこと。みんなが見向きもしていなかったり、狭き門だと思い込んでいる分野も、実は旧王道を超える良い道が隠されているかもしれない。
ま、もっと広い道を見ていったほうが、楽しいかもしれないし、安全なのかもしれないよ、ってこと。自由な時代になった分、自分の人生における選択基準はある程度持っておかないと、色々振り回されて自分が望まない人生になる可能性も決して低くないよ。
・大手企業で一昔前の王道を自分も貫くのか。
・色んな企業を転々としつつ、1つの技術を極めていくのか。
・1つの企業にはいるけれど、色んな分野に手を出していくのか。
・企業にも分野にもこだわらず、自分が行きたい方向へ生きていくのか。
なーんてのを考えて、自分の気持ちで選べるように、人生における選択基準はしっかり持っておこう。「自由」には選ぶ責任が付きまとうもんだからね。選択を怠ると厄介なところに押しのけられちゃうからね。
ばーいびー☆