「年金なんて自分はもらえないから」っていうのは年金制度の本質からズレている、ってハナシ。
まいど、いおりんでござい〜。次は長野県に旅行に行きたい。でも関西にも行きたいな。
さて。
私のような20代の人たちは、「年金なんて自分はもらえないから払いたくない」という主張をする人がとっても多い。
この発想って、多分、年金制度の本質を見ていないよね。
年金制度は決して、「自分が老後生きるためのお金を前払いする制度」なんかじゃあないよ。これは、年金を払う人が損した気持ちにならないようにするための方便、建前のようなものだ。
年金制度とは、「高齢者の方々を養うためのお金を若い人たちが出資する制度」でしかない。そしてこれは紛れもなく義務制度。要するに、消費税とか所得税とかと同じようなものなんだよね。
確かに長〜〜い目で見れば、自分が支払った年金が回り回って老後の保険になるけど、半世紀近いあとの話だよ。それなら、健康的な良い料理をたらふく食べたほうが、老後の身体に関わることだからずーっと重要だよね。
もう1回言うけど、年金を「自分が老後生きるためのお金」として捉えちゃダメだよ。あれは、「若い人たちが高齢者の方々を養うためのお金を出資する義務制度」でしかない。それを、建前上「自分の老後のために」とか言っているだけだからね。
「私は年金もらえないから払いたくない」は年金制度の本質に目を向けられていないから思うのです。支払った年金が返ってくるのは、「年金制度が半世紀近く続いた場合に限る」ってハナシ。本当に老後にお金を定期的に頂きたいなら、自分で安心できる場所にお金を毎月預けておこう。ソコと年金を納めるかどうかは別問題。
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年金制度が面白いところは、「年齢を重ねて社会的権力を持つにつれて、制度を守ろうとしちゃうところ」だよね。
20歳の人は払い立てだから「さっさと年金制度なんてやめちまえ、破綻するんだから」と声をあげる。でも、若者の投票率は年配に比べて低いし、若者の人口も少ないから政治に反映しづらい 1。
それで、年月を費やして30代後半〜40代になって社会的な権力を持つと、「半分近く払っちまったからな…なんとか私が死ぬまで、年金制度を保たせた方が良くないか」とか思い始める。
あくまで一例だけど、こーいう思考回路の人がいてもおかしくないよね。
じゃあどーいう時に年金制度は崩れるか?
・若者が社会的権力を持つ。
→若者が選挙に積極的になる?
・年金に頼らず資金繰りした年配さんが増える。
→不景気で手堅く生きる人は増えそうだけど、他の人に潤沢に年金が回るだけかなー。
・普通に財源がなくなる
→一番可能性が高そう。
→年金値上げとかでムリヤリ引き伸ばそうとするのかな。
こーいうことを考えてみるのも面白いね。ばいびー☆
Notes:
- 一票の格差問題とかあるけど、年代別における一票の格差は既に大きいよね、今って。 ↩