人口が減っているのにこんなに建物を建ててどーすんの、ってハナシ。
まいど、いおりんでござい〜。
今、日本の都市部では新しいビルがどんどんでき上がっている。ちょっと前まで東京の押上、スカイツリー近くに住んでいたけど、新しいビルが次々と建っていた。
2020年に東京オリンピックが開催されるから、それに合わせた開発がどんどん進行しているんだと思う。ショッピングモールとかもバシバシ建っているよね。
でも、日本の人口って今、減少傾向にあるよね。そんな中で、こんなにも新しい建物を次から次へと建てて大丈夫なのかなー。
今が大体12,000万人だとして、総務省の調査曰く「2060年には総人口が9,000万人を割り込」むわけだから、3,000万人がいなくなるんだい。3,000万人分の住居が空くんだよ。
それなのに、超高層ビルの建築予定はどんどん増えている 1。もし、これらの高層ビルにちゃんと住人が入っているんだとしたら、その人たちはどこから来るんだと思う?
多分、地域の方から出てきているんだと思う。だとしたら、地域の住居は「人口減少」と「人工都市部集中」のダブルパンチを受けているんだよね。多分、地域の空き家率はとんでもないことになりそう。
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今、私は鎌倉に住んでいるんだけど、結構空き家があるんだよね。観光地近くは店が多いけど、ちょっと奥まったところに行けば「えっ、ここ人住んでないよね」って家がいくつもある。鎌倉って海も近いし電車の便もそれほど悪くはないのに、それでも空き家がチラホラあるんだよね。
私は正直、「鎌倉でコレなら、観光地でも何でもない場所は凄まじい空き家率になってんじゃないの!?」と思うんだよね。そして、今後その傾向はどんどん加速していく。空き家や廃虚ばっかりいなっていくんじゃないかなー。
最近、流行りの「田舎移住ブーム」みたいなのに上手く火がつけばいいけど、多分まだまだ遠い先のことだと思っている。5年〜10年くらいは都市部への人口集中は止まらないんじゃないかなー。
長期間、地域の住居があまり注目されない(マイノリティである)という点で、ブルーオーシャン 2なのかもしれないけど。
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10年〜20年もしたら、多くの人が空き家を持てる時代が来るのかも、とも思う。つまるところ、祖父母の家に誰も住まなくなったり親族が地域から都会に引っ越すことによって、空き家が息子や娘に相続されるパターン。
あとは、都市部に住んでいた夫婦が田舎の元祖父母家に引っ越し、都市部に空き家が出てくるパターンも考えられるよね。それが過剰になってしまうと、都市部に空き家や廃虚ビルが増えてくる未来も見えてくる。
遠隔地でも仕事ができる業種だったら、わざわざバカみたいな長期間ローンを組まなくても、いずれ相続されるであろう空き家に期待したほうがずーっと良いよね。私の世代は分からないけど、私の息子の世代はそんな感じになっていそうだ。
今後10年は少子高齢化かつ人口減少が加速する日本。どう動くか分からないけど、間違いなくどうにかして動くよね。先述した内容も、「移民大歓迎政策」みたいなのが打たれればまた変わってくるしさ。
あー楽しみ。
ばいびー♪
Notes:
- 高層ビル建築予定を趣味で集めている方のホームページがありました。http://www.eonet.ne.jp/~building-pc/tokyo-kensetu/tokyo-ing-menu.htm ↩
- 競合が少なく、利益を得やすい市場のこと。 ↩