2023年を振り返る。
これを執筆している現在、2023年12月29日。
今年も一年を振り返ろうと思って文章を書いている。実は2回ほど、1年を振り返る文章を書いたのだが、どうにも愚痴っぽくてイヤになったので、何度も書き直している。
その2つはまた独立した文章にするとしよう。
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この1年は長野在住として1年を過ごした。
それはまぁ、良い生活だった。去年も書いたように思うが、山と空と木々と鳥と風に囲われた世界というのは、東京のようなコンクリート世界よりもずっと良い
徒歩や自転車移動を駆使した生活も、電車移動なんかよりもずっと快適だ。以前よりもずっと、自分の「流れ」に即した生活ができているように思う。
なんだかんだ月1くらいで東京に行っているが、これも月1くらいなら問題はない。それ以上になると疲れるかな、とは思うけれど、まぁそれは東京遠征云々ではなく、1ヶ月に2つも週末をツブした予定は入れたくないだけか。
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一方で、人間にはより強く失望した1年でもあったように思う。
長野に引っ越してきた当初は、「人も穏やかだな」と思っていたのだけれど、長い期間過ごすうちに、それは運が良かっただけなのだなと気づいた。
1年過ごしてみた結果、田舎だろうとなんだろうと人の性質は変わらず、そして私はそれが嫌いなのだな、と実感する。もちろん全員が嫌いなわけではないけれど、おおよそ8割くらいは嫌いだ。
自動車の運転はみんな下手で危ないし、スタバにはキャバクラと勘違いしたような気持ち悪い男が多いし、スーパーでは平気で道を塞いだりぶつかってきたりする人が大勢いる。レジは後列に人が並んでいようと知ったこっちゃない、という人ばかりだ。
おそらくは、「危機意識がない人間」が私は嫌いなのだ。その一方で現代は危機を過剰に取り除こうとするから、私が嫌いな人間が増えまくっているのだろうと思う。それどころか「迷惑をかけても許されるべき」という、クソったれな慣習すらある。
長野に移住して1年以上経つが、知り合いは1人も増えてはいない。それで良いと思っている。友人に「イオリンは偏屈な老人になりつつあるんじゃないか」と言われたこともあるけれど、私もそれを望んでいる。
人付き合いを深めれば、その人の嫌いな部分と相対することになる。そしてきっとそれは互いにそうだろうから、私は1人で良い。
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仕事についても、上記の「失望」が影響する。
この一年は仕事においてもいろいろ変化があったようにも思うが、一方で、それらに意味を見いだせなくなった一年でもある。会社に対する失望ではなく、現代技術に対する失望や「ホワイトカラー」という仕事に対する失望に近い。
ここあたりを深掘りするとまたそれだけで1つの文章になるから避けておくが、「人間って基本、全然ダメだし、それらが改善されることもないんだな」と思っている。たとえ「目の前でやってみせても」「言って聞かせても」「やらせてみても」「ほめてみても」人は変わらないのだ、と。
もちろん、ちゃんとしている分野もあるだろうけど、少なくとも今私が進んでいる道の延長線上にはないように思う。上手くいけばいくほど、どんどん現場から離れていくような感覚がある。そうして、上記の「危機感」が薄れていく。。その仕事に価値はない。
だから最近は、スターバックスの店員さんたちは、なんて優秀なんだろうと感嘆する。彼らは、管理監督業務もしつつ、しっかりと全員が現場に立って接客等をしている。そしてコーヒー体験を提供し、それらを多くの人たちが利用している。
特に私が長野に来てから通っているスタバの店員さんは、異常に優秀だ。私は先日、会社の上司から「来年は採用もがんばってチームの規模をあげていきたいですね」なんて言われたけど、本音を言えばスタバの店員さんをヘッドハントしたいなと思っている。視野も広いし、手も動かしてくれるからだ。(これについてはまた別の文章にしよう。)
そういった「現場にしっかりと立つ」という行為が、危機感・緊張感をもたらしてくれて、しっかりと考えられる人間に育ててくれるように思う。ところがパソコンをカタカタする仕事では、それが失われやすく、さらに言えばそれが改善する見込みもない。多くの書籍で長年指摘され続けている内容は、「指摘されたところで、結局ほとんどの人が同じ轍を踏む」のだ。
重ねて言うけれど、会社に不満があるとかでは全くなくて、今自分が進んでいる道の方角自体に限界を感じている、というハナシだ。(むしろ会社はとても良くしていただいているし、こういった私の不満・疑問は伝えて理解もいただいている。多分。)
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2023年、私は狩猟免許を取るために動き出した。現段階はそのために自動車の免許取得をしている段階だが、その先には狩猟免許取得がある。
これは「今よりも人里から離れる」「仕事の方向性を変える」という2つの目的がある。人間にはうんざりだし、私はもっと、世界と相対したい。そして仕事も1人・・・あるいは数人でやりたいと思う。
狩猟免許をとったあとも猟友会だなんだで人と関わることはありそうだが、世界と関わりながら過ごしている人間なら、まだ少なくとも感じられる部分や、話しが合うは多そうにも思う。最悪、技術を身につけたあとは1人になることもできるかもしれない。
「山暮らしは過酷だよ」と言われるが、それを望んでいるのだ。過酷さを失えば、色さえも失うように思う。
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さて、健康については、今年一年は悪くなかった・・・というより、去年までが酷すぎた。
2023年は救急車に運ばれることもなく、腹痛で倒れ込むようなこともなかった。食生活は以前よりも多少ゆるませてはいるが、それでも大量の野菜はほぼ毎日、摂取している。ほうれん草3束ほどに、レタス半玉。そしてバナナ3本〜4本ほどをほぼ毎日。
変わり映えはしないものの、お腹の調子はだいぶ良くなっている。だいたい調子を崩すのは東京遠征などで食生活が変わる時くらいだ。その時もバナナを食べられている時はマシなように思う。
一方で体力は少し落ちたように思うから、もっと運動習慣をしっかりつけられるようにしたい。最近はバーピーもサボり気味だったからこれも2日に1回くらいはやれるようにしたい。
去年から始めた単独バスケ練習は、しっかり成果を出している。全くできなかったドリブルも今は股通しできるし、ドリブルしながら走ることもできる。「ドリブルしながら散歩」というのもさして苦労せず行うことができるようになった。地形がガタガタだからそれで困ることはあるけれども。また、ゴールがないからなんとも言えないけれど、ジャンプシュートも距離出せるようになってきた。ゴール欲しいなあ。
睡眠については夏前あたりに不眠症にとっても悩まされたけれど、今はマシになっている。あの不眠の原因は主に仕事のストレスだったから、そこも諦めてからはだいぶ良くなって来たように思う。「知らねえよ」の精神。
ただし冬になってコタツで寝落ちするようになってからは品質が落ちているので、気をつけたい。
とはいえ全体で見れば上々だから、このまま肉体を劣化させずにいきたいね。さすがに来年は35歳だから、より一層気を引き締めよう。それこそ狩猟に出るなら体力は必須だ。
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こんなところか。
理想を言えば、山小屋で狩猟等をしつつ、執筆活動とかなんかそーいうので暮らせるようになったら良いな、と思っている。そんでたまにモノづくりして・・・という感じで。
まぁ夢物語だけれど、一歩ずつ打てる布石を打っていこうと思う。。ということでまぁ、良いお年を。