「生産性」という言葉はわかりづらいので「効率」とかそーいう言葉を使った方がいいんじゃないかい、というハナシ
まいど、イオリンでござい。
今日は「生産性」という言葉はわかりづらいので「効率」とかそーいう言葉を使った方がいいんじゃないかい、というハナシ。
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「生産性」という言葉はどうにも勘違いされがちなので、最近私はこの言葉を使うべきじゃない気がしている。
生産性とは一言で言えば「アウトプット/インプット」だ。より少ない労力でより多くの価値を生み出すことを生産性と言う。ただし、この言葉の元々は「productivity」だ。「product」を日本語で「生産物」と言うので、productivityを生産性という言葉に訳しただけだ。
ところが「生産」という言葉には工業的側面が強い。だから生産性という言葉にも工場的側面を持ってしまう人が多い。そのため、生産性というと「より素早く」とか「より多く」とか、そーいう即物的な発想しかできなくなってしまう。
生産性という言葉をもっと直感的に言うならば、それは「効率」だと思う。「生産性を上げろ」とは要するに「効率を上げろ」ということなのだ。「生産性の高い仕事をする」とは「効率よく仕事をする」というだけのことだ。何も難しいことではない。
それを「生産性」という言葉を使うから面倒そうに思えてしまう。そんな気がする。
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そして「効率」という言葉を使うとわかるが、「生産性向上のための策」というのは、決して仰々しいことじゃない。
むしろ日々の工夫と試行錯誤こそが大事だ。「手作業でやっていたここを自動化してみよう」とか「この作業とこの作業は共通するからまとめていっぺんにやろう」とか、そーいう小さな工夫が、日々の仕事の効率を上げていく。
もちろん、中には「今までの作業方法を一新して革命的に効率を上げる」という策もある。だが、そういったケースは稀で、基本的には日々の努力なのだ。
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ちなみに私が誰かとお仕事をする際に注目するのは「文章力」です。文章は比較的簡単な工夫で伝達効率をあげられる手段なので、そーいう文章が書けない人は「生産性とか効率とか考えない人なんだな」と思ってしまいます。
パッと見て要件とか、私に何をさせたいのかが伝わる文章を書いてくれる人には逆に「この人、多分デキる人だな」と思います。
ばいびー☆