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Stay Gold, Ponyboy.

映画を楽しむ才能のハナシ。

まいど、いおりんでござい。

いきなりだけれど、私は映画を楽しむ才能がめちゃんこあると自負している。

会社を辞めてから映画を頻繁に居るようになった。元々映画は嫌いじゃなかったんだけれど、映画館があまり好きじゃなかった。混んでいると嫌だし、マナーの悪い客がとーーっても多いからだ。映画前にあんなに口酸っぱく映像が流れるってのに注意事項を無視できるなんて私には信じられない。

けれども、会社を辞めてからそーいうマナーの悪い客が少ない時間帯に映画を見られるようになったので、頻繁に映画館へ足を運ぶようになった。

マナーの悪い客さえいなければ、映画館はとーーっても楽しい。というか、映画にはいわゆる「楽しみ方」のようなモノがあって、私はその楽しみ方の手札が多いんだと思う。だから、基本的にどんな映画が来ても順応して楽しめる。限度はあるけど、ね。

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ところがぎっちょん。この映画の楽しみ方をわきまえずに映画に赴いて、「あの映画はいまいちだったね」とか言い出す人が少なくない。

例えば先に書いたマナー違反だってそうだ。普通に考えれば売店で高い値段出してコーラとポップコーンを買うよりもコンビニでペットボトルのコーラと150円のポップコーンを買うほうがずーーっとお得だ。でも映画を楽しむっていうのは、あの「高い値段を出してコーラとポップコーンを買う」ってところも含まれてるんだ。そこも含めて「楽しむ」なんだよ。

映画それ自身に対してもそうでさ。コメディ映画にはコメディ映画なりの、B級映画にはB級映画なりの、ホラー映画にはホラー映画なりの楽しみ方がある。B級映画なら、あえてそのチープさを楽しむべきだし。細かいディティールを突っ込むにしても「いやいや、おかしいやん。あはは」と笑わないといけない。「おかしいでしょ、作りが甘い、駄目」なんてスタンスじゃ楽しめないのも当たり前で。

私はそーいうところが上手く順応できるんだろうな、と思う。ディティールが甘いところを映画によって無視したり面白可笑しくとらえたり、っていう順応ができる。だから、基本的にどんな映画を見ても、面白さの程度はあれど「つまらない」と思うことはない。

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それにしても今年、2016年はとーっても良い映画が多い気がする。去年くらいからそんな気はしてたけど。

  • 白鯨との闘い
  • ブラック・スキャンダル
  • オデッセイ
  • X-ミッション
  • マネー・ショート 華麗なる大逆転
  • ちはやふる -上の句-
  • ちはやふる -下の句-
  • バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
  • スポットライト 世紀のスクープ
  • レヴェナント: 蘇えりし者
  • ズートピア
  • デッドプール
  • シン・ゴジラ
  • ジャングル・ブック
  • ゴーストバスターズ

こんなところかな…?何か抜け落ちているかもしれないけれど、それを差し引いてもよく見ている。

ちなみに去年、2015年は…

  • ANNIE/アニー
  • ジョーカー・ゲーム
  • ドラゴンボールZ 復活の「F」
  • 寄生獣 完結編
  • 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
  • ジュラシック・ワールド
  • ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
  • キングスマン
  • カリフォルニア・ダウン
  • ピクセル
  • アントマン
  • マイ・インターン
  • ジョン・ウィック
  • PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜

とまぁこんな感じ。既に去年よりも今年のほうが映画館に多く行っているね。去年の8月時点と比べれば倍近以上行っている。

そしてこれだけ並べたけれども、「これはいまいちだったな」って思う映画が1個もない。全部面白かった。もちろん、「これは人を選ぶ」とか「これは頑張らないと楽しめないかも」というのはあるけれど、私自身に限れば全部の映画を楽しんだ。

例えば世間の評価がいまいちだった「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」も、私は楽しかった。私は正直、あの「超リアルな超大型巨人」とか「不気味で生々しい巨人たち」を見られれば満足だったし、実際にそれが見られたから超満足した。(後編を観ていないのは、全編で観たいモノが観られて満足したから。)

よく「原作とキャラが違いすぎ」とか「脚本がチープ」とか言われてるけど、私はそこは許せる分野だから問題なかった。予告編で「うおおっ観たい!」と思った部分が期待通りに観られた時点で「おもしろかった」なんだよ。

もちろん「観たい」以外の部分が面白過ぎてめっちゃ面白かった部分もある。キングスマンは格好良い紳士スパイアクションを観たいと思って観たけれど、要所要所のピーキーでヴァイオレンスな部分が超かっこよくてめっちゃ面白かったし。そういう想定外を期待して観る映画もある。でも基本的には「観たい!」と思っている像・空気を味わうことができればそれで満足なんだよね。

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まー映画の質を評価する仕事の人は大変かもしれないけれど、そーじゃない一般人なら、「ここが駄目だったよね」なーんていう人よりも、「いやー、そーいう部分もあるけど、ま、面白かったね」って言ってる私のほうが絶対映画楽しめてる。

映画が面白くなかった人は映画を楽しむ才能、映画を選ぶ能力が足りないのさ、きっと。

ばいびー☆

高台に咲いた野花。
高台に咲いた野花。

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