METAL GEAR SOLID 5 THE PHANTOM PAINを通して考えるゲーム業界のハナシ。
まいど。いおりんです。
いおりんはゲームが好きです。
最近は特に、2015年9月に発売される「Metal Gear Solid V The Phantom Pain」がめちゃめちゃ気になってます。このゲームは2部作の後編で、前編「Metal Gear Solid V Ground Zeros」はもうプレイ済み。以前、エントリで題材にしたよね。
関連: METAL GEAR SOLID 5 GROUND ZEROSを通して考える平和のハナシ。
今はシェアハウスに住んでて、ゲーム機も友達の家に置いているので、その友達の家でプレイさせて頂くことしかできんのです。
今はほとんど、「これ欲しい!」ってゲームは出ないんだけど、まれにそーいうゲームが出たときは、1週間くらいスタジオに入ってずーーっとゲームばっかやっときたいね。こーいう情熱や感動を細かく分割するのは、なんかとーっても勿体ないよね。映画の間にCMが入るとテンション下がるのと同じ。
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私は単純にテレビゲームをプレイするのも好きだけど、それを見て「なんだこれ、どーやって作るんだ」とか「これ、どーんだけの時間かけてんだ!?」とか、そーいう作り手視点での楽しみ方もしちゃうんだよね。昔っから、ゲーム雑誌とか攻略本でスタッフインタビューを見るのが大好きで。
例えばファミコン(ファミリーコンピュータ)のドラゴンクエストって、容量が64キロバイトしかない中で、物語を構成するための工夫がめちゃめちゃあるんだよね。64キロバイトって言ったら、今どき画像1枚も入れられやしないんだよ。すごいよ本当。よく、「ファミコンのドラゴンクエストは、主人公が常に手前しか向いていない」って揶揄されるけど、主人公の3方向の絵さえ削らないといけなかったんだよね。
プレイステーションなんかも、今のCGみたいな滑らかな3Dポリゴンじゃなかったから、その中でどれだけ表現力を持たせるか、にすごい拘っている。FINAL FANTASY VIIとかは、動くキャラクター以外(背景)は2Dのイラストだとかだしね。
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でも、今のゲームって、そーいうのとはまた別の、単純に「何これ、どこまで作り込んでんの!?」っていうレベルのびっくりがいっぱいある。この「Metal Gear Solid V The Phantom Pain(以下 MGSV)」は、その中でも特にびっくりポイントがいっぱい。まずPVを見て分かるけど、実写に匹敵するほどの3Dモデルに仰天だよ。「こんなレベルにまで進化してんの!?」って。
映画みたいなCGじゃなくて、リアルタイムレンダリング(その場でゲーム操作に応じてCGの計算処理がなされてる)だと思うし、それでここまで滑らかにできるって、ほんとすごい。
Youtubeの公式サイトにメイキングの一部があるんだけど、この人間たちの3Dモデルって、実際の俳優さんたちの顔・演技を取り込んでるんだよ。普通の実写映画なんかよりもずっとコストかけてるように思うけど、どうなんだろ。すごい市場だよね、テレビゲーム業界って。
テレビゲーム業界のトップクラスメーカーって、お金もしっかりかけて技術もしっかり投入してるんだよね。そりゃ、それ以外の会社は開発者への賃金を安くしたりとか、課金ゲームみたいに細かいところでしっかりお金をとっていく仕組みにしたがるよね。ライバルが強すぎるじゃん。
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こーいうハイレベルなゲームって、もう競合は映画とかテレビ番組とかでしょ。「テレビゲーム業界は既に落ち目」みたいなハナシもよく聞くけど、少なくともこーいうハイレベルゲームがケンカ売ってる業界は映画・テレビ・読書とかそーいうところでしょ。だったら、しっかり落ち着いて勝負をしかければ十分生きていけそうだよね。
テレビゲーム業界って辛いんだろうな…とみんな漠然と思っているけど、そう思って「ゲーム市場」が失速するほど色んな淘汰が発生して、「ハイレベルないくつかのゲームが、テレビや映画市場を食っていく」という形がいつか来るんだろうなぁ、と希望も見えるよね。
テレビゲームがどーいう進化を遂げていくのか、ほんと楽しみ。
ばいびー☆
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