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Stay Gold, Ponyboy.

英語が喋れるようになるだけでグローバル人材になれるわけないやん、ってハナシ。

まいど、いおりんでござい。

私は、「英語を身につけて、グローバル人材になろう」という人を見ると、すごいモヤモヤします。「えっ?英語を身につければグローバル人材とやらになれるの?」という気持ちでいっぱいになる。

そしてその結論はいつも、「彼等は、世界で働ける人のことではなくて、英語が喋れる人間のことを“グローバル人材”と呼ぶことにしたんだな」というところに落ち着く。

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そもそも「世界で働ける」とはどーいうことなの?世界を飛び回りたいの?それだとしたら、確かに世界標準である英語は必要かもしれないね。

でもそれって、世界単位で見てもとっても少ないと思うよ。例えば英語圏の国に生まれた人だって、そのほとんどは自国の会社に就くよ。英語圏の国の会社に入社したとしても、その国にずーっといるよね。彼等は、頻繁に色んなとこを飛び回ってるわけじゃない(世界中色んなところを飛び回る人材はコストが高すぎるので、そんなに要らない)。

グローバル人材・グローバルな組織ってそーいうことじゃないでしょ。世界を舞台にしても価値を提供できる人間のことを「グローバル人材」「グローバルな組織」って言うんじゃないの。

私は「日本人であるという強み」を活かせる人間がグローバル人材なんじゃないの?って思う。たとえ海外に出たとしても「日本人である!」という強みを出せる人材こそがグローバル人材だと思う。

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グローバルって単語を使うからフワフワするんだよね。例えば「日本全国区の人材」「日本全国区の組織」で考えてみてください。

「日本全国区の組織」って、「本社から日本中に人材を派遣している会社」じゃないでしょ。関西でビジネスしたい会社は、関西で人を雇うか、関西出身の社員さんを派遣するでしょ。で、「日本全国区の人材」っていうのは、そーいう会社でも、自分ならではの価値を出せる人材のことだよね。

だって、現地の市場事情は、現地に長年(20年以上!)住んでいた人のほうが絶対詳しいじゃん。地元愛がある人なんかは、その人独自のコネクションとかあるからね。関西なら関西の人、北海道なら北海道に住んでいた人を当てたほうがずーっといいでしょ。

それと同じで、グローバルな組織って、「今後、グローバル市場を牽引する国・地域はどこかな」って目を光らせて、その地域に住んでいる人たち、その地域に詳しい人を雇っておく。それから、タイミングを見計らって彼等を現地に派遣する。そーいうことができる組織文化だから、グローバル市場で生きていける。会社のトップに色んな国籍の人がいる会社って、こーいうことやってんだよね 1

逆に、「これからは海外市場だから、日本人に英語を学ばせて、海外で働かせよう」って考え方には正直、「グローバル組織」のカケラも感じられないんだよね。めっちゃローカルな考え方じゃん。「ワシの組織にヨソ者は要らん!ワシらだけでやってくんじゃ!」って言ってる田舎のおっちゃん会社と同じ。

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だから、海外の人が、「そーいえば日本をよく知ってるあいついるじゃん、あいつ」って思える人こそが「グローバル人材」なんじゃないのかな?その上で英語が必要なら学べばいいけど、それは住みながらでいーじゃん、スポーツ選手みたいに。

所詮、英語は「あったらいーな」スキルでしかなくて、大事なのは、「自分はグローバル市場でどーいう価値を出すのか」ってとこだよ。英語を学んでも、「英語市場」に入るだけで、「グローバル市場」は直結しません(これからのグローバル市場を牽引するのは欧米圏じゃないこともあるし、ネ)。

そもそも、日本に生まれて育っている以上、どう頑張っても私たちは「日本人」という人材でしかないでしょ。それを上手くグローバル市場でも出せる人こそ、グローバル人材なんだと思う。

そして、そんな人材、今の日本国内の会社では誰も求めていないので、グローバル人材は日本国内の企業にいる意味は少ないと思う。海外に派遣したい日本人はめっちゃ国内で需要あるだろうけど。

ばいびー☆

日本愛の深い人のほうがグローバル日本人になりやすいんじゃないかな。
日本愛の深い人のほうがグローバル日本人になりやすいんじゃないかな。

Notes:

  1. 私の前の会社でも、「韓国市場がこれから来るな」って睨んだ社長は、まず韓国人を雇ってました。で、ある程度、日本で働かせながらも、数ヶ月後には韓国に支社を設立して、そこに雇った韓国人を韓国支社の社長として派遣していました。これってすっごいグローバルな考え方だし、とっても合理的でしょ。

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