クライマックス
スガシカオさんの唄で,「クライマックス」という唄があります.
PVは稲川淳二さんが出演しており,結構単純ですが面白いです.
唄の内容は,怪談とは関係なく(笑),振られてしまう男の唄です.
曲調は明るめで,PVもふざけてて,歌詞もところどころ明るい部分があります.
でも男性の女々しい部分を描いていて,とても明るい曲とは言い切れません.
世界中のヤケクソはきっとこんな風にして生まれてしまう
スガシカオさんの「明るいネガティブ」の真髄かもしれません.(笑
いま 僕はもしかしたら世間一般で言う いわゆる「クライマックス」に遭遇している?
ドラマの最終話で主役じゃないほうが振られちゃうシーンみたいだ
これは最初の歌詞ですが,この部分が凄いお気に入りです.
「主役じゃないほうが振られちゃうシーン」という表現が,とてもリアルに感じます.
僕があまり冴えない人間だから,リアルに感じるのかもしれません.
実際にドラマでは,魅力ある人間の恋愛模様が語られることが多いですが,
ドラマの主人公じゃない,ちょっぴり残念だったり,ついてなかったりする人にも
何かしらの物語があり,こういう女々しくなっているんですよね.
誰にでも物語がある,っていうのは忘れがちですが,僕が無駄に考え込んでいるように,
僕の友人や親兄弟,テレビに出ている政治家や,電車で隣に座ったサラリーマンだって,
色々な過去があり,色々考え込んだり,落ち込んだりしているんですよね.
そういう語られない物語を題材としているのが,僕はとても好きです.
多分,ここまで考えてしまう人は少ないと思いますが(笑
そして,PVの最後で稲川淳二さんが言う台詞が,良い味出しています.
あんまり関係ないように見えるPVの内容が,実は深いところで
しっかり結びついていることが伺える台詞です.
いかがでしたか?
こんなことって,本当にあるんですよねぇ…