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フランクな仕事場の欠点

僕は現在、大学院2回生として、大学の研究室に所属しています。

うちの研究室は「共同の仕事場」としては非常にフランクな場所だと思います。雑談が歓迎されるような雰囲気がありますし、研究室外からも友人が入ってきて、ハナシをすることがあります。

僕はそういう研究室の雰囲気が嫌いではありませんでした。しかし最近は、「これってどうなの?」と疑問を持つことが多くなりました。

利点は多くあります。研究室全体の雰囲気が明るく、外部から見ても「楽しそう」と受け取られることが多くあります。

さらに会話がしやすいことから、先輩後輩間のコミュニケーションがとりやすいと思います。純粋に仲良くなれますし、先輩側から気軽に「作業、大丈夫?」と声がかけられる環境は、良いと思います。

ただし、最近はこの環境に関する欠点が目立ち始めました。「フランクで開放的な仕事場」が必ずしも良いものなんじゃないんだな、と思います。

大きな欠点として、みんなの常識がないと仕事が進みません。仕事場としては致命的です。

仲間とのコミュニケーションが活発化するということは、仲良くもなれ、質問等も活発化して最高のように思えます。しかし、それのせいで、雑談の量が増えてしまう危険性があるのです。

「仕事場に来て、仲間と雑談をして、飯を食べて帰る」

こんな人が発生してしまいます。というか、うちの研究室では散見できます。一日の終わりにそういう人のことを考えてみて、「あれ?この人、何しに研究室来たの?」と思うことがあります。

しかも、「雑談」の大きな問題として、必ず周りを巻き込んで仕事を中断させてしまうことがあります。僕が許せないのは、こちらの問題です。

一人で息抜きのためにSNSをやったり、こうしてブログを書いたりすることは、結局自分自身にしか影響は来ません。そこに関しては、好きにしたらいいと思います。

ただし雑談は違います。話す相手がいます。

上述した、「一日ずっと雑談をする人」が仕事場にいた場合、「一日ずっとその人の相手をする人」が必要なわけです。そして、その人の仕事時間さえも奪ってしまうのです。

また、雑談が盛り上がると、それは騒音になります。僕は騒音があっても作業ができますが、世の中にはそうじゃない人がたくさんいます。彼等の仕事すらも邪魔してしまうことになります。

事実、1時間くらい雑談が盛り上がっていると、そういった「静かに作業したい人」がイライラしてくるのが肌で感じます。(こういうのって、誰でも感じ取れるものだと思っていたんですが、そうでもないんですね。。)

こういうのを見ると、「所属している人がしっかりしていないと、フランクな職場というものは欠点が目立つなぁ」と思い、厳しい仕事場に憧れてしまいます。学生で構成された場所には難しい要求でしょうが。。。

僕は、普段、仕事しているときのコミュニケーションは、せめて仕事に関することであるべきだと思っています。たとえ息抜きだとしても、です。

欲を言えば、そういう、「周りの仕事の邪魔をしない」といった最低限のことくらいは考えて、雑談するにしても10分かそこら辺でやめてもらいたいものです。それ以上盛り上がりそうなら場所を変えるべきです。

そのくらい、当然に頭を回して欲しいものです。小学校でも途中休憩は10分で終わりますよ。。。

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