「ぬるい毒」と、「生きてるだけで、愛」

本谷有希子さんの小説を6冊読み切る、をGW中の目的にしているのですが。現時点で2冊読みました。

「ぬるい毒」

「少女性」「青年性」の中に潜むしんどい側面をじんわりゆっくり見せられているかのような。。ファンタジーであって欲しいけど、でも見たことがあるような側面。あるいは世界。

1冊目にしてイチバン挫折しかけました。誰かと感想を言い合いたいけど、気軽に勧められないですね。

「生きてるだけで、愛」

オイラの大好物である「なんとも言えない情景描写」があってそれがすごい好きです。劇的なイベントも、劇的には過ぎていかないのが人生ですよね。

解説のとこにあった「自己完結できる人間は恋愛しない(できない)。二者完結なんていうメンドクサイ関係を構築する必要がない」ってのが、すごい言い当てている気がします。