イオリンの何か

太陽

生きている以上は嫌われたって仕方ないだなんて言葉にかまけて

誰かを気遣うことをまた忘れてしまっている

誰だって自分にいっぱいいっぱいだから

カマキリが綺麗な蝶を捕まえる

そのあとの人生は消化試合だ

おいしいと思って食べていたピザも

次第には飽きて残してしまった

五円玉が散らばった床に寝そべって

仏様は野球観戦をしている

燦々と輝いていた太陽は

いつの間にやら嫌われている

モバイルバージョンを終了