イオリンの雑記

人間心理的な合理性

合理性が非合理性に負けるように見えることがあるんだけれど、それは「見えない別の合理で囲われてるから」というのが正しくて。例えば誰かに見せる資料を作る時に、「読むのにコストがかからない資料」が、善意によって「読むのにコストがかかりすぎる資料」に作り替えられてしまうことがある。可読性の観点からするとヒドい非合理なんだけれど、その裏には合理性があって。例えば「余白を埋めると書き手が安心する」とかで、いわゆる可読性の観点の外、人間心理的な部分の合理性がある。ある種、利を得るにはノイズとなる部分の合理性は排する必要はあるけれど、実際に仕事をしたり受けたりするのは人間だから、人間心理的な合理性は無視できない。

モバイルバージョンを終了