イオリンの雑記

武田無人斎信虎

武田信玄の親父に武田信虎という男がいる。彼は武田家当主として混乱していた甲斐の国をまとめあげ、隣国らと同盟を結んだり、あるいは戦って版図を広げたりと八面六臂の活躍だった。ある日、彼が戦終わりに、隣国に嫁いだ娘の婿殿であり同盟国でもある今川義元に会いに行ったところ、帰り道を封鎖されて追放・強制隠居の憂き目に会う。理由は諸説あれどバリバリやってたら農民や国衆を疲弊させていた・・・みたいな感じ。その後のプロバガンダで悪評が目立つものの、個人的にはシンパシーというか、「俺がチームを持ってバリバリやったらこうなるんだろうな」という感覚がある。だから僕は自分だけを見るようにしている。自分にだけは「お前もっとやれよ」と言えるからね。ちなみに追放後の信虎は隠居を受け入れて今川家に隠居後、京都や奈良を巡り歩いたりしているうちに隠居の身としてちょいちょい成果を出し続けている。最終的には僕の住んでいる伊那にいる娘婿の庇護を受けて81歳の天寿を全うしたのだとか。

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