メタ認知スイッチ

「思考のメタ認知」という技術がある。自分自身の思考を他者視点で確認する、という技術だ。

たとえば、誰かに怒りそうになったときに、「あっ、いま、怒っているなー俺」という視点を持つ。こうすることで感情に振り回されることがなくなる、という科学的にも確立された思考技術だ。

私は無意識のうちに、この「メタ認知」をしてしまう。だから共感性が低いし、耐久力にも強いのだと思う。疲労感やストレスを認知した上で「無視するか、反応するか」ということを考えているからだ。

私の中にある二面性は、この「メタ認知」スイッチに起因している気がする。「スーツなんて無駄やん」とか言っているときは「メタ認知がオン」になっており、詩を書いているときは「メタ認知がオフ」になっているのだろう。