イオリンの雑記

「コスト」と「歴史」

ここ1年ほど、生成AIが盛り上がっているけれど、生成AIが致命的に弱い部分があって、それは「コスト」と「歴史」だと思っている。この2つは生成AIが根本から真逆なので、「高コスト」「歴史」をブキにしているコンテンツには絶対に勝てない。

例えば、マインクラフトでとてつもない建物に感動して訪れたくなるのは、「お前コレ作るのにどれだけ手間と時間かけたんだよ」という魅力があるからだ。AIが生成した建物もいいだろうけど、そこに「手間ヒマかけた」という魅力はない。

例えばアイリッシュ音楽を聴いて感動するのは、技巧はもちろんそこに至るまでの歴史を感じられるからだ。AIが作った音楽が、たとえクオリティが高くても聞いても歴史的深みがないから単体で聞こうという気分にはならない。

総じてAIはインスタントに楽しむか、あるいは補助として使うしかない。。と思うけど、まぁエンタメをインスタントに楽しむ人が増えているから、過剰に評価されている節もある気がする。

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