鈴井貴之さんの「RE-START」という書籍を読んだ。鈴井貴之さんは、「水曜どうでしょう」の出演者の1人。
10年ほど前から、北海道赤平の森に第二拠点を置き、森の中で大型犬含む犬たちと暮らしている。その生活ぶりが俺の理想と重なるので気になって読んだ。
実際に森の中で大型犬たちと住み、その中の過酷さとそれがゆえの豊かさを現場の温度感で伝えてくれる。
北海道の地というのもあり、「豪雪によって水道が止まり、その点検のために1.5m以上積もる雪道を何キロも歩いて上水施設にメンテナンスに行くハナシ。
あるいは認知症になってしまった老犬の介護。数年に一度は誰かが亡くなる悲しみ。
俺の今の生活ではとてもじゃないけれど辿り着けないな・・・と思った。1日8時間座って仕事なんてしてたら、水が止まった時にどうしようもできないぞ、と。
とても良い本だった。