A/Bテストって言葉は使わない方がいい

ちょっと前から「A/Bテスト」という言葉が流行っておりますが、個人的にはオイラはこの言葉が好きじゃないです。

なぜなら、「当たり前のことをそれっぽく言っているだけの専門用語」だからです。これはPDCAとかMECEとかも同じですが。

A/Bテストってのは、ただの「比較」です。「比較」をちゃんと行うために、比較したいこと以外の要素を揃えて試す、ってだけです。

それをかっこつけてA/Bテストとか言っていますが、そもそも「比較」ってそういうもんですよね。比較するときに、「比較したいこと以外は揃える」ってのは当たり前です。運動会の徒競走でもそうです。当たり前です。

むしろ「A/Bテスト」という単語のせいで、比較するときに「AとBの2案出さないといけない」とかそういう間違いが起きてしまいます。その結果「AもBも悪手(既存がベスト)」という選択肢を潰してしまいかねない。

この言葉は使わない方がいいです。なんか論文とか専門書とか書くのでなければ、物事をややこしくしがちです。