技術者・デザイナとして「東京にいること」が怖く感じる時がある、ってハナシ。

まいど、イオリンでござい。

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東京に上京してきた頃は、東京が楽しくて仕方がなかった。今思えばアレはただ、東京にかぶれていただけだったように思う。それまでの住居環境とはかけ離れた都会体験に当てられていたのだ。

住み続けて1年も経つと、違和感が隠せなくなっていた。電線が空の邪魔をして、太陽が落ちる瞬間を目にすることができないこと。四季がただの空気の寒暖でしかなくなっていたこと。人工的な自然しか目にできなかったこと。

20年以上も田舎よりの街で過ごしてきた私にとって、都会はとても窮屈に感じてしまった。会社を辞めて間も無く私は東京からも少し離れた。

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湘南に住み始めて気づけば3年目だ。「鎌倉に住んでる」って言いたいだけの理由で鎌倉に引っ越し、そこからウロチョロしている。今住んでいるシェアハウスは良い感じの生活ができているので、30歳まではとりあえず住んでいる気がする。どこかで飽きるかも知れないけれど。

ただ、住んでいるところに縛られたくないのは今も同じだ。今の仕事は週何回か横浜にいかないといけないので、どうしても横浜近郊が住まいになってしまう。横浜に兄弟か泊めてくれる親友でもいれば、横浜周辺とその他を行き来する手もあるのだけれど。

仕事をしていて感じるのだけれど、実は私が一番生産性高く仕事ができるのは「見知らぬ人がいるカフェ」とかなのだ。家にいる時よりも、仕事先のオフィスにいる時よりも、スターバックスで仕事をしたりこーやって文章書いたりしている時が、一番生産性が高い。

と言ってもコーヒー一杯で長居をするのは申し訳ないので、気づけば数時間で1000円近くコーヒーやらフラペチーノを買ったりしているのだけれど。

余談になるが、最近カフェインを意識してとらないようにしている。スターバックスでも必ず「ディカフェ」を選ぶようにしているし、コーラもできれば「カフェインレス」にしている。そのおかげか知らないが、ここ数日は睡眠の質が少し高い気がしている。去年は不眠症に悩まされたから、それに比べればとても好調だ。

閑話休題。

まぁそう言った経緯で、できれば色んなところをウロウロして人生を過ごしたいのだ。少なくとも私にとって東京は「住みたくない街」なので、東京に住むことは避けたい。30代のうちに山梨あたりの山の裾野に山小屋を買ってそこでコーヒーを飲みながら過ごそうと思っている。カフェインレスのね。

ところがぎっちょん。

世の中を見てみると、なんだか東京への一極集中は収まるところを知らない。私の友人知人たちの多くは東京にいるし、勉強会や講演会から詩の朗読会まで、その多くは東京で開催される。

湘南に住んでいるとそれを顕著に感じる。「湘南ならお前ら東京に来いや」と言わんばかりで、横浜でさえ開催は少ない。

それはまだ良いんだがこのIT技術が発展した世の中でさえ、ほとんどのイベントでインターネットライブがされていない。インターネットライブを通して得られる体験なんて対面して実際に得られる体験に比べれば大したことないんだし、大々的に宣伝して公開すればいいのにな、と思う。

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「東京にいる人のみをターゲットにした企画」が世の中溢れてすぎている気がする。まぁ企画者からすれば人口密度が破壊的に大きく物価も高い東京で開いたほうが集客も容易いのは理解する。ただ、数年前から「商売イベント屋」が台頭してから、特に東京特価のイベントが乱立している気がする。

そしてそのせいで、日本ではなく東京がガラパゴス化している気もする。例えばVRもIoTも、「東京では色んな奴らが色んな企画をしている」と言う話を度々耳にするが、私にはどうしても「東京にいる一部の人たちが自分たちで盛り上がっているだけ」のような気がしてならない。

もちろん素晴らしい企画がいくつもあるのだけれど、結局東京の一部の場所でのみ盛り上がっていて、その企画や製品が最も輝くであろう場所、最も必要としているであろう場所には全く届いていないことが多い。

「東京では実現しているんだよ」は「東京でしか実現できていないんだよ」でしかない。

だからこそ、私は東京の外から見ていたい。目の敵にしているわけではなく、単に東京に身を置くことが怖い気がするのだ。

ばいびー☆

足元にもこんな風景がある。

 - 所感・主張

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著者: イオリン

平成元年生まれ。奈良に生まれて青年時代を関西で過ごす。ITとデザインを勉強して上京しITベンチャーに就職するが、「もっと楽しいことをしたい」と退職。社会人生活をゼロからのリトライ中。見た目はダンディ、心は永遠の15歳。

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