フリートークでおハナシ。〜何者〜
まいど、いおりんでござい。
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自分は何者になりたかったのだろうか。
そんなことを考えることが増えてきたのは年齢を重ねたからか。いや、思えば昔からそんなことを考えがちな少年だったように思う。
最近、人生において「中だるみ」を感じることが多くなってきた。
これまで小中高大と学校ではイベントに事欠かなかったが、社会に出るとそーいうイベントは少なくなってくる。
どうやら人生はあまり頭を動かさなくても緩やかに生きることはできる。仕事を変えなくても1人で生きていく収入を得ることはそこまで難しくない。家族を持たなくても特に困ることはない。
そう、困ることはないのだ。命をかけてまで貫きたい何かは私にはないのかもしれない。
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最近、「パトリオット・デイ」という映画を見た。2013年に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件を扱った映画だ。
この事件の裏には警察、FBI、市長、そして市民たちの強さ、優しさ、愛というもので溢れていた。それらを真摯に描いた映画「パトリオット・デイ」はとても素晴らしかった。
私はこの映画を観て不覚にも涙がこぼれかけた(私は涙腺が凝り固まっているのか、感動して涙を流すことはないのだが)。人間とはこれほど美しいものだったのか、と。
ここ1年くらい、人間というモノにとても嫌気がさしていた。こーいうことをいうと少年漫画の安い悪役みたいになってしまうのでやめたいのだが。
街を歩いても歩きタバコやポイ捨てされたゴミを見ない日はない。電車に乗れば「列に割り込む人」「降りる人を待たずに入ろうとする人」などは見ないことのほうが珍しい。1ヶ月のうちに何度、危険運転の車両や自転車に肝を冷やさないといけないのだろう。
そんな人たちに対して愛することは私にはできない。
彼らでさえも、ボストンマラソンテロのような事件が起きれば素晴らしい人間になるのだろうか。
そんなことを大真面目に考えている。
ばいびー☆