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Stay Gold, Ponyboy.

ITを屋台骨とするのか付属品とするのかちゃんと決めてソレを貫かなにゃならんと思うよ、ってハナシ。

まいど、いおりんでござい〜。

今回は下記を読んで。

参考: ITは必要悪か?その1 – 急がば回れ、選ぶなら近道

ざっくり言えば、「業務システムとしてのITは日本において軸ではなく必要悪となってしまっている」というハナシだね。IT業界に身を置く方にとっては興味深い読み物だと思うので、読んでみてはいかがだろう。

〜〜〜〜

私もIT業界に片足をフトモモあたりまで突っ込んでいる身としては、「確かにそーかもねー」と思える経験が少々ある。

過去に小売流通業のIT…いわゆるPOSレジだったりオムニチャネルだったりというものの導入に携わったことがあるんだけれど、基本的には「余計なもの」なんだよね。「あったらいーな」だけど「なくてもいーな」というモノなんだ。

もちろん最初っからみんなが「余計なもの」と認識しているわけじゃなくって。少なくとも意思決定層は、「これを導入することでHAPPYになる」と信じて舵を切る。もちろんそーだ。

ただ、意思決定層以外からは「余計なもの」「厄介なもの」として取り扱われることが少なくない。今までそれなりにやってきた業務が変わるかもしれないんだから仕方ない部分はあるんだけどね。IT推進部的な人たちが他の人たちの顔色を窺いながら仕事を進めている様子も見かける。

もちろん、ちゃんと成功して「イオリンさんが開発したやつ、めっちゃ良いって評判やで!」みたいなことを営業から言われたこともある。けれども、「これ、なんでやってるんだっけ」っていうのも目立ってた。

あと学生時代には、教育業界にITを導入する研究もしていたんだけれど、その時も「現場の教員に余計なモノと認識されない工夫」をしていた。もちろん研究班や上層部は良いモノを作っている自負を持っているんだけれど、現場の教員は新システムを「普段の業務と違うことをさせる厄介モノ」として認識しやすいんだそーだ。

結局、ITは付属物で「やったほうがいいこと」になっちゃう。だから油断すると「蛇足」になるんじゃないかな。付属物なら付属物なりに徹底して「どんなITが必要か」を考えないと。流行りとかに流されず、ね。そーしないと本気度にも影響する気がするね。

トップからエンドまでの人間が、少しでも「ITなくてもウチの会社つぶれないし、回そうと思えば回るからね~」という考えが頭をかすめた段階でもう無理です。AirBnBとかUberとかあたりでは「ITなくてもウチの会社つぶれないし、回そうと思えば回るからね~」なんて考えはトップからエンドまで1ミリも出てこないことは簡単に想像できると思います。要するにそういうことです。

(中略)

ITに死ぬ気でコミットできないなら、バズワードに踊らずに、「道具としての練度」をあげて、ちゃんと「必要なところだけ使え」って話です。んで、使い方がわからんなら、金かけず、スパっと捨てろってのは、別に普通だと思いますよ。

引用元: ITは必要悪か?その1 – 急がば回れ、選ぶなら近道

業務システムを付属品ではなく、軸・屋台骨として据えれば、それはそれは強い武器になると思うけどねー。そこは組織文化の問題だけれど、屋台骨としてITを据えて管理すれば、IT依存しまくってとてつもなく便利なモノにできるんじゃねーかな。

逆に付属品として扱うなら、もう取り外し可能のツールとして割りきらないとね。付属品としての扱いをしているのにそこに依存しちゃだめだよ。

ばいびー☆

京の山。
京の山。

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