ポジティブさとネガティブさを兼ね備えることの強さのハナシ。
まいど、いおりんでござい。
実家に帰っても、気分転換でスターバックスに行ってお仕事をしております。私は「完全に一人の環境」よりも、「周りに他人がいる環境」のほうが集中できる気がする。でも、その周りにいる他人は仕事をしているよりも、雑談をしていたほうが良い。日常をゆっくり過ごしている人の中のほうが集中できるのかな。
そんなことを考えながら仕事をしています。
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私は最近、周りからはよく「ポジティブ」だと言われるようになった。私自身、多少の問題なら「まーいっか」と思えるようになった。
先日も書いたけれど、これは私が「ポジティブに生きるための技術」を身につけたからだと思っている。
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さて。上記のエントリは簡単に言えば「冷静にメリットとデメリットを列挙して、デメリットに対処する方策を考える力があれば、ポジティブに生きられる」という内容だ。
ただし、ここで挙げている技術は正確に言えば「ネガティブな人がポジティブに生きるための技術」だ。なぜなら、「デメリットを列挙する」という分析はネガティブな人のほうが圧倒的に出来るからだ。ネガティブな人は、無意識のうちにデメリット・リスクを考えてしまうような人間だからね。
そして、世の中には「生まれもってのポジティブ」というのも確かに存在する。彼等は言わば理想論者に近い。デメリット・リスクを見つける能力がネガティブな人よりも劣っているからこそ、ポジティブに生きることができる。そんな人も世の中には存在する。
だから、生まれついてのポジティブな人は、自分の道のりに存在するリスクを見つけることができないことが多い。逆に、ネガティブな人は時に、ポジティブな人よりも正確に現実を見つめることができる。考えられるリスクをテキパキとあげることができる。
ポジティブな人の「物事のデメリットを把握できない」という点は、物事を計画的に成し遂げる上では大きな欠点になりうる。
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私は元々、超がつくほどネガティブ人間だ。そこから頑張って先述した「ポジティブに生きるための技術」を習得して、こんなちゃらんぽらん人生を送っているわけだ。最近、この「ポジティブとネガティブを併せ持つ技術」というのはとっても重要なことに思える。
ポジティブな面しか持っていない人の考えることは、あまりにも都合が良過ぎることが多い。物事に対してリスクを正確に捉えられないから、ネガティブな面からすると、「いやいや、それ検討すべきところ多すぎでしょ」みたいなモノが多い。
だから、ポジティブな人は、「ネガティブな考え方をするための技術」というのを身につけるのも重要なんじゃないか。完全にネガティブになる必要はないけれど、ある程度ネガティブな面を武器として使えないと、絵空事しか描けなくなりそうだ。それじゃー物事は成し遂げられない。
何かしら計画を立てる上では、「徹底的に周到かつ入念に抜け目なく 1」やることが重要になる。その上ではネガティブさというのは重要なスキルだ。
逆に、計画を実行に移す時には、ポジティブさというのは強い武器になる。それはそのまま実行力に繋がるからね。実行力のない計画は、それこそ絵空事だ。だから、ポジティブさも貴重なスキル。でも、それはちゃんと使い分けないといけない。
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ネガティブな面しか持っていない人は、あまりにも「現実論」すぎて、何も物事が進まないことが多い。どっちが良いとかじゃなくて、どっちも使い分けられるようになることが重要なスキルなんじゃないかな。
別にポジティブとネガティブをひとりで持ち合わせる必要もないかもね。自分がポジティブ人間だと自負する人は、ネガティブな人間を隣に置いておけばいい。(小さな組織だと、ポジティブなカリスマとネガティブな参謀で成り立つことが多いよね。)
ばいびー☆