多くの人は、レールの上の人生で十分幸せなんだ、ってハナシ。
まいど、いおりんでござい。
私は世の中の、「大きなことを成し遂げることに幸せがある」だとか「近代的な生活ではなく自然回帰的なところに幸せがある」だとか「一般的なレールの上からそれることにこそ幸せがある」だとか、そーいう幸福論はあんまり好きじゃない。
こーいった幸せ論理は、現実から目を逸らしたよーな印象を受けるからです。「大衆が送るような平凡な人生も幸せなんだ」っていうのを否定している論調だからです。
そりゃ日本は幸福度は超低い。けれども、多くの人は「平凡なレールの上の生活」で幸せを感じる、というのが事実なんだよね。人はお金のために大企業を目指し、そこでなんとなく目の前の仕事を頑張ってお金をもらい、休日にオシャレを楽しんだりスカッシュをしたりする。それで幸せなんだよね、多くの人たちは。
彼等は生きていき、ちょっぴり贅沢できるだけのお金をゲットできれば良いんです。夢とかどーでもいい。自然回帰的生活はしたい人がすればいい。一般的なレールの上に乗ればお金を稼げるんだから、それでノープロブレムなんです。わざわざ危なそうに見える橋とか渡らなくていい。
多くの人はそれで幸せなんです。
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私自身は会社を1年半で辞めて、フリーランスという道を選んで人生HAPPYに過ごしているけれど、それは間違いなく少数派の生き方だ。私は私自身を生まれながらのマイノリティだと自覚している。学生時代から「その他大勢にはなりたくない」と思っていたから、生粋のマイノリティだと思う。
自分自身はマイノリティだと自覚しているので、誰も彼もに「会社なんか辞めたほうがいい」とか思わないです。会社に勤めていて自分の人生を満足に過ごせているんだったら、それほど素敵なことはないよネ。そのまま会社で一生懸命お仕事をすればいいと思う。
私が「会社辞めれば?」と思うのは、その人が客観的に見て「なんか、幸せそうに見えないな」という場合だけです。私の大好きな人たちの幸せが脅かされていると感じた時です。
また、「会社辞めれば?」と思うけれど、「フリーランスになれば?」とはほとんど思わないです。フリーランスになって楽しめる人なんてきっと小数だし、そこはもう本人の決断でしょ?多くの人にとっては、何かしらの会社に勤めるのが吉なので、そーすればいいと思う。
そもそも、「今幸せじゃない人」にすべきアプローチは「なんで幸せじゃないの?」と「本来どーなれば幸せなの?」っていうのを明らかにしていく行為だと思うんだよね。それ抜きにして、「正解は○○です!」みたいな論を展開している幸福論は、本質を何も見ていない。
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私は「フリーランスになれば?」って言うときは、むしろ「君をフリーランスにしたい」っていう、エゴに近いものです(めっちゃ有能とか、一緒に仕事したいけど副業禁止の人とか)。
ばいびー☆