場所に左右されない、という基準による仕事選びのハナシ。

まいど、いおりんでござい。お盆の帰省を終えて、また鎌倉でのんびり生きております。

実家に帰って色んな親戚や親兄弟に会うと、皆さん口を揃えて「あんたは、自由に生きてて羨ましい」といったことを言われる。

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私の親父は歯医者で、兄も歯医者になっている。歯医者と言うとお金を儲けられて人生ウハウハ、みたいな印象を受ける人が多いかもしれないけれど、親父や兄のハナシを聞いていると、そーでもなさそう。

親父は開業医だけれど、自分の病院を開くためにスタート地点から膨大な借金を抱えていて、50歳を超えてなお、その借金を返し続けている。今でこそ子ども全員が経済的に独立しているので、借金を返しながらもある程度の贅沢ができるようになっている。けれども、兄が歯科大学に通っている時は車も売ったし、色んな出費を抑えて本当に苦労してた。

兄はまだ他の病院で修行しながら働いているけれど、そのハナシを聞いてると普通の会社員と変わらない。失礼極まりないお客さんに接さないといけなかったり、自分の方針と違うことを、上司の先生の指示でやらないといけなかったり。兄はストレスが身体に表れるほど、大変な毎日を送っている。

おまけにこの歯医者というヤツは、色んな制度のせいで市場主義からはかけ離れた仕組みになっているのも大問題。保険制度のせいで、治療の質の良し悪しに関わらず、「どんな種類の施術をしたか」っていう点だけで報酬が決まるってのが、医者の成長を阻害しまくってる。

また、「正当な事由なしに治療を断ってはいけない(応召義務)」という制度のせいで、迷惑な患者(粗暴な振る舞いをしたり、変なクレームをしたり)であっても治療行為をしなけりゃいけない 1。これじゃ、医師のモチベーションも維持できなければ、顧客側の成長だって見込めないよね。

一昔前は「医者は勝ち組」みたいなイメージがあったけど、親父や兄のハナシを聞いてると、「全然そんなことねーな」と思えてしまう。少なくとも、老後になるまで勝ち組の時代は来ない気がする。

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かといって、歯医者は私のように、「じゃ、やーめた。フリーでやるっす!」とはいかない。なぜなら、歯医者にはあの多機能な治療アイテムたちが不可欠で、それらは莫大なコスト(何十年もかけて返済し続けなければならないほど!)が必要なうえ、持ち運びは不可能なシロモノ。私のようにノートパソコン一つで仕事ができるITエンジニアとはワケが違う。

要するにお医者さんの仕事アイテムは、「自由な生き方」とは対極にあるモノ。だから、お医者さんが自由な生き方をするためには、「めっちゃ一気に稼いで、めっちゃ休みをとる」っていう方法をとらないといけない。私みたいに、「仕事しながらも自由にフラフラする」ができない。

イオリンがラッキーだったな、と思うのは、私の仕事・持っているスキルは「自由な生き方」にとーっても向いていること。そして、これは仕事を考えるうえで超重要事項だと思う。場合によっては、稼ぎとかよりも重要なことだよね。

勿論、ITエンジニアも一昔前は、歯医者と一緒だった。バカでかいスーパーコンピュータやブラウン管TVみたいなデスクトップパソコンがある場所じゃないと仕事が出来ず、さらにそれらは、超高価なアイテムだった。それが、時代が進んであれよあれよと、今では小さいノートパソコンになった。

この「どこでも仕事ができる」っていう特性が一般化したのは、つい最近なわけです。そして、その特性はこれから仕事を決める人たちにとって重要なファクターになる、とイオリンは考えている。

例えば旅好きな人間は、これからの時代は「旅をしながら仕事をする」ができるわけ。奥さんが大好きな夫は、奥さんの旅行についていきながら仕事ができるとか、そーいうことが可能なわけ。「拠点からの解放」ってのは、これからどんどん注目されていくと思う。

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いおりんは、フリーランスのITエンジニアとしての目標はこの、「拠点から解放された状態になること」です。その上で、他の色んなことがしたいんです。

ばいびー☆

ひまわりのように。

ひまわりのように。

Notes:

  1. http://www.medical-law.jp/blog/?page_id=61